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モルモンフォーラム誌刊行の意図や意義は次のような点にあったの
ではないかと思っている。

1 日本の末日聖徒が日本語の媒体では得られない情報を提供する。
英語で得られる比較的新しい情報や視点を要約した形で紹介する。

2 教会が日本で提供するものとは異なる教会の「民」の立場から
  情報媒体を設ける。
ダイアログ誌に倣ってリベラルあるいはラディカルな視点を展
開する。
保守的な体制・一般会員に情報や異なる視点を投げかけて刺激
を与える。
意見交換や、感想を述べる場を提供する。

3 日本人の会員としての主体性を発揚する(一種軽いナショナリ
ズムを刺激、実現)。
翻訳ものでない日本人の執筆による記事を掲載。
日本で直面する信仰上の問題を日本人が取り組む。
日本の文芸(詩歌、創作、評論、書など)の発表。
日本の末日聖徒に関心のあるニュースを掲載。

私は当時、大学教員の職について数年経っていて、自分の年齢(46
歳)と活力・余裕からいって、始めるなら今ではないか、と感じて
幾人かの理解者と相談しながら着手した。また、ワープロが普及し
始めていた頃でもあった。割合長い夏季休暇、春休みを最大限に利
用して編集方針の立案、執筆(情報収集、研究を含む)、投稿者の
原稿の編集(校正など)、業者との折衝などに当たった。配送、購
読者の開拓(営業)も編集者数人に助けてもらったが、実質ほとん
ど編集者がひとりで行っていた。

将来について: 以前のような定期刊行物が発行されれば素晴らし
いことであるが、ネット上の媒体が今日のように発達し大変活発で
ある現状では、実現は難しいかもしれない。(時間がふんだんに使
える境遇にある人も限られている。)そこで現実的にはニューズレ
ターの形で数ページの、しかし多少読み応えのある文字媒体が再現
されることは可能性として考えられるのではないか、と思っている。
(いろいろな組織、例えば学会、NGO、同窓会などから送られて
くるニューズレターが参考になるかもしれない。)

 もう一つの可能性は、一人が記事を書くブログではなく複数の執
筆者が記事を掲載するサイトを設けることである。ネット上のジャ
ーナル運営である。英文の”By Common Consent” (「賛意の表明に
よって」D&C20:63)というサイト(Dialogue系)などがこの形をとっ
ている。

http://www.bycommonconsent.com/


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