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NJWindow(J)



「両国における教会員の置かれた状況の相違」

モルモン史に関して日本で入手できる書籍の少なさを
読んで、目を見張る思いであった。英語圏以外の教会
員が直面する容易ならぬ問題がよく説明されている。
これは英語国民が気づいていない問題であって、われ
われは数十年にわたる学術的な資料を普通に認識する
ようになっている。そのような資料に接した上で生き
ていく成熟度を身につけているわけである。
日本がこの成熟度(原文:blessing祝福)に達してい
なかったため、日本のある監督が教会を去り、厳しい
歴史資料を攻撃的な文言で公開するにいたった。これ
は心が痛むできごとであった。J. Stapley

著者(沼野)は、会員が失望を覚えるような事実を、突
放されるような環境で知るケースを減らしたいと望ん
でいるのだ。環境としては教会でより大切な原則を認
識しながら知るのがよい。教会が嘘をついていたと感
じて、教会は真実を語っているのではないと思うよう
になる会員のことを懸念している。私も、著者(沼野)
と同様に会員や求道者がインターネット上に掲載され
る事実やフィクションによって福音の重要なメッセー
ジからそらされていくことを心配している。Molly
Bennion

平均的な教会員もスミスの多妻、公式の宣言後も多妻
が行われていたことなどについて、知るようになって
いるように思われる。教会員はそのような事柄にとら
われる必要はない、という考え方はそれでもよいが、
教会が否定するのはよくない。実際、教会も成熟に向
かい、自らの歴史に対応し始めている。徐々に教会史
を理解しつつ、共同体としての知恵をつむいでいこう
とする人が増えていると私は見ている。J Stapley

教会は歴史上の事実の多くに触れないで、かなり違った
色彩で物語を記述する・・これは嘘(lying)である。教
会があることを知らせないでいると、後に会員がそのこ
とを発見するとき、より大きな衝撃を受けることになる。 
Jared E

* ダイアログ誌2006年冬季号に掲載された私の記事「堅
忍と逆説 -- 今日、日本の教会が直面する困難」は当ブ
ログ12/11/06 「日本のモルモン教についてダイアログ誌に
記事」参照

** ダイアログ誌のブログ http://www.bycommonconsent.com
4 Dec 06 Milk & Meat, 13 Dec 06 Review of Dialogue
39:4, 06


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