ハロウィーン、ユタ州で最も楽しい季節!?
ユタ州ではこの時期、ソルトレーク神殿やマンタイ神殿がハロウィ
ーン愛好者たちの間でおばけ屋敷になる、という噂がとびかうとい
う。一種罪のない都市伝説のたぐいであるが、とにかくハロウィー
ンのある週(あるいは10月ひとつきの間)は他の祭日をしのぐほど
ユタの人々にとって楽しい季節である、とスノーカレッジの教授は
言う。
ユタ州エフライムのスノーカレッジで民間伝承を研究するエジナー・
スカーガード(Ejner Skaargaard)教授によると、末日聖徒(モルモ
ン)は原罪を信じない(信仰箇条2条)。それで人の内奥にある残
忍な要素をどう受けとめ、処理してよいか当惑するようなところが
あって、意外に鹿狩りが割合い人気があるのは、そのような血気や
残忍さのはけ口になっていると考えられる。それで、もともと暴力
や死、悪霊・悪魔のたぐい、気味の悪いものを祝う(呪術を行う、
祭る、喜ぶ)ハロウィーンが人気を得ているのである。神殿をお化
け屋敷に見立ててしまう噂について言えば、フロイトのいう罪悪感
反動の転嫁(displaced Freudian guilt-complex reaction-
formations)に関連するのではないか、と教授は解説している。
どこまで真実をついているのかわからないが、興味ある現象であり、
説明であると思い、この時期に紹介した。(NJ)
http://www.slweekly.com/index.cfm?do=article.details&id=496EF012-14D1-13A2-9F0340D98EB5550A
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