沼隈郷土文化研究友の会

広島県東部に位置する沼隈町は古代より瀬戸内海の中央(ヘソ)に当たり、
その郷土からの情報発信です。

[総会のご案内](平成22年度)

2011年04月30日 | 行事案内

「沼隈郷土文化研究友の会」では、
平成22年度の総会を下記の要領にて開催いたします。
また、総会記念行事として、「講演会」の開催も行います。
「講演会」は、会費無料で一般の方々の参加も受け付けていますので、
多数のご参加をお待ちしております。

        記
日時:平成23年5月7日(土)13:00~
場所:福山市沼隈町千年公民館 3階 大会議室
総会内容: 1)総会役員選出
      2)平成22年度事業報告 決算報告
      3)平成23年度事業計画 予算案
      4)その他の事項


[講演会の案内](会費無料)一般の方々の参加をお待ちしています。
  14:00~ 会場は同じ場所で行います。


講演演題「海を渡った先達」(西海捕鯨とマニラ進出)
講師:福山市内海町文化協会代表 兼田 明昌氏


[講演内容概略]
 福山市内海町田島の漁師たちは、江戸時代から明治にかけて、約200年間、
九州の壱岐、津島などの西海に鯨取の季節労働者として、毎年約50人雇われて、
8月中旬が翌年の春まで現地で働いた。
 現地では、鯨を追い込む麻網をすく陸上での準備作業と、
漁場で網を仕掛ける仕事に携わった。
 いずれも田島漁師の網すき技術と操船技術が認められての出稼ぎであった。
 ところが、明治30年代後半になって、西洋式捕鯨が取り入れられるようになり、
田島からの季節労働者の働き場所が無くなってしまう。
 そこでマニラ近海に打たせ網漁に進出するようになり、現地に「田島村」を作る
ほどの盛況振りであった。
 しかし、昭和19年には、日本軍の敗戦が濃くなり、命からがら逃げ帰ってきた。
 講師の兼田さんは、『内海町誌』の編集、執筆者としても活躍された方です。
是非、お楽しみ下さい。


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