散歩していて、前方からスマホを覗きながら歩いて来る人とすれ違うことが、よくあります。
そんな時は、あらかじめ、かなり離れたあたりから、その人の進路からはずれたコースへよけて歩きます。べつに、あらためて言うことでもないかもしれませんが。
先日、日本では横断歩道の端に歩行者がいても車が停まらないことが、ちょっとした話題になっていました。
停まらない理由を運転手に訊いたところ、「歩行者が遠慮して、渡らないから」というのが、あったように思います。車の通行をさまたげるのを、歩行者が嫌がっているというのです。自分にも思い当たるフシがありました。先に車が走り去ってくれた方が、気が楽だったりするのです。
スマホに見入って、前を注意しない人に道をゆずるのも、似たような心理かもしれません。ルールやモラルにのっとるのより、他人に面倒をかけるのを嫌がる気持ちが強い。
これ、日本人の特質なんですかねえ。
もしかしたら、ミラーニューロンの働きが関係しているのではないかと考えたりもするのですが。遺伝子によるものなのか、それとも育った環境によるものなのか。この先も気になる問題です。