朝から時おり小雨がパラついていましたが、昼過ぎから本降り。夕方には雷鳴もとどろき、激しい雨になりました。
そんな雨の中、駅ビルの書店に赴き、注文していた『伊藤典夫評論集成』(国書刊行会)を買ってきました。
普通の本ではありません。
とんでもなくでかくて、重い。

本文1323ページ、索引85ページ、総ページ数1412。
普通の四六判より大きいA5版、クロス装、箱入り。広辞苑や大辞林のようなものと考えてもらえればいいかと。
ちなみに重さは、私が計測したところ、約2.2キロ。税込み価格が2万2000円ですから、1グラムあたり10円。なんといえばいいのか……。
中身は、伊藤典夫さんがアマチュアの頃から書いてきたSFに関するエッセイや評論の集大成。
日本におけるSFマニアにしてプロフェッショナルの発言が総覧できるのですから、これはもう日本のSFが何であったのかを知るための必読本なのです。
伊藤さんが見て、読んだSFを振り返るとともに、自分自身のSFを見つめなおすことになりそうです。
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