惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

はるこん2011

2011-04-09 21:26:36 | SF
 時おり小雨がふり、南風も強いというあいにくの天気の中を川崎市木月祇園町にある川崎国際交流センターへ。
 「はるこん2011」がここで開かれているのです。

Sawyer1104 はるこんは日本で2回目のワールドコン開催を目指している人たちが始めたコンベンション。
 昨年、第1回が開かれ、今年は2回目。こぢんまりとした規模ながらも、国際色が強く打ち出され、昨年のゲスト・オブ・オナーには英国からチャールズ・ストロスさんを迎え、今年はロバート・J・ソウヤーさん。
 国内からのゲスト・オブ・オナーとのカップリングで作る〈ハヤカワ・SF・シリーズ〉そのままの装幀の「はるこんブックス」も評判で、今年は加藤直之さんの表紙&挿絵でソウヤーさんの短編3つが収録された『見上げてごらん。』が刊行されました。

Katoh1104 写真は上がカナダからいらしたロバート・J・ソウヤーさん。下が国内からのゲスト・オブ・オナー、加藤直之さん。

 私はJAXAの中原潤二郎さんによる講演「国際宇宙ステーションと日本の宇宙開発の将来」、ソウヤーさん原作/脚本によるテレビドラマ「フラッシュフォワード」第19話を上映しながらソウヤーさんが内幕を話すという「フラッシュフォワード19話をソウヤー氏と一緒に見る」、加藤直之さんが装画を担当したマイクル・フリン『異星人の郷』や三島浩司『ダイナミックフィギュア』について語る「加藤直之氏、自作を語る」など、おもにメインホールでの催しを楽しみました。
 中でも特に、加藤さんの絵にかける綿密な心配りには舌を巻いたものです。

 はるこんは明日(日曜日)も同じ会場で開かれていますが、仕事の都合で足を運べないのが残念。