夕方、用があって多摩川サイクリングロードを上流に向かって走りました。このところの雷雨で川原は荒れた感じになっています。
そんな中、一箇所、真っ赤な花が咲いているところがあるのが目にとまりました。
「何だろう? まだヒガンバナには早いし……」と思って、草むらの中に自転車を乗り入れました。オールテラインのクロスバイクの強みで、よほど大きな石がゴロゴロしていない限り、進むことができるのです。
そばで見ると、一面の花はサルビアでした。あたりは雑草だらけなのに、ここだけサルビアを栽培しているのでしょうか。何とも不思議な光景。
花の正体を確かめて、またサイクリングロードに戻り、ペダルを漕ぎながら歌っていたのは――
私たちの世代なら、これしかないですね。早川義夫さんの「サルビアの花」。もとまろの歌でもヒットしましたっけ。