広島、62回目の「原爆の日」。朝、市の防災無線放送の合図とともに黙祷しました。
暑さは、ここ2日ばかりよりは少しまし。湿度も65パーセントぐらいにとどまったようです。
でも夕方は、やはり市民プール。800メートル。
プールサイドに吹く風が心地よい。
仕事の参考のために、大平貴之『プラネタリウムを作りました。7畳間で生れた410万の星』(エクスナレッジ、2003年6月)を読みました。
非常に面白い。自分の力でものを作り上げることの素晴らしさが生き生きと伝わってきます。
私の勝手な理解では、プラネタリウムは惑星の動きを再現するのが重要だったはず。しかし、その大事な部分を投げ捨て、小さな暗い星をとにかくたくさん光らせようとしたのが、大平さんのプラネタリウムのユニークなところ。一種、逆転の発想ですが、この本を読むと、彼にとってはそれが自然な方向であったようです。
とにかく満天の星を再現したい――このために工夫と努力を惜しまない姿勢がいいですね。
この本を読んでいて、もうひとつ思ったのは「優香がいない……」ということでした。
一昨年の夏に放映された、太平さんをモデルにしたテレビドラマの印象がまだ脳裏に残っていて、幼なじみの写真館の子(優香さんが演じていた)がどこかに出てくることを何となく期待していたようです。バカなオレ(あのドラマもなかなか良かったなあ)。