イギリスBBC放送のバラエティー番組「QI」で
広島と長崎で二重に被爆し、昨年死去した山口彊さんを
「世界一運が悪い男」とジョーク交じりに紹介したことが
問題になっています。
<英BBCお笑い番組、二重被爆者を「世界一運が悪い男」>
(asahi.com 2011年1月21日21時21分)
http://www.asahi.com/international/update/0121/TKY201101210499.html
<英BBC:二重被爆者「世界一運が悪い男」 大使館が抗議>
【毎日新聞 2011年1月21日 11時15分(最終更新 1月21日 11時54分)】
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110121k0000e040033000c.html
では、問題の番組の動画をご覧ください。
The Unluckiest Man in the World - QI Series 8 Ep 13 Holidays Preview - BBC One
「イギリスだったら二重被爆はなかっただろうに」
(イギリスで鉄道がよく運休することへの皮肉)
というブラックユーモアのつもりなのでしょうが…
原爆投下にもかかわらず運行していた
日本の鉄道と比較したかったのでしょうが、
正直、ユーモアとして理解することはできません。
被爆者に対する英国流の捉え方とはこういうものか、
という苦い現実を知ることができたとしておきましょう。
このニュースで反英感情を掻き立てるのではなく、
広島・長崎への原爆投下についての事実を
世界に伝える必要性がまだまだあることを確認すべきです。
被爆者の体験を冷静に丁寧に伝えること。
核廃絶の活動は、今までもこれからも継続すべき課題です。
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