同志S。現在、司法修習生。北陸某県にて修習中。
同志といっても、社民党の党員ではありません。
私の大学の後輩です。
10年前、京都で「市長候補を知る96京都」というイベントが開かれました。
同志社、立命館などの学生で実行委員会を作り、
「京都市長選の候補者3人の話を聞こう」という内容で、
各地で開かれている、
候補者の公開討論会のさきがけとなったものです。
イベントの中心メンバーの一人、I君(今は民主党の代議士)から
「野崎さん、知恵を貸してください」と上手におだてられたので、
企画の段階から参加していました。
同志Sとは、そのとき知り合ったのです。
どういうわけか、同志Sは私のことを「同志、同志」と呼んでいたので、
私も彼を「S同志」と呼ぶようになりました。
その後、同志Sは司法試験浪人として勉学に励んでいたのですが、
彼の友人たちは「ガンバレ!」と応援する中、
私だけが「君には無理だから諦めろ」と言い続けていました。
ある日、同志Sから「司法試験に合格しました」とのハガキが届き、
「ついに彼も精神に変調をきたしたのか・・・」と感慨にふけったのですが、
念のために司法試験合格者を調べたところ、S同志の名前が・・・
人間、どこで運が開けるかわかりません。
「士、別れて三日なれば、刮目して相待すべし」といいますが、
「呉下の阿蒙」ならぬ、
「S同志」と呼べなくなる日が来るかもしれませんね。
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