塾の先生パワー

　前々から塾の先生って特殊だなあと思っていました。
CMとか見ても「そうそう、こんな感じ！」って。

とにかくテンション高い。

腰が低い。

アタマの回転がハンパ無い。

電話で話すときも「いつもお世話になってます」と言うと
「いえ！至りませんで！！」と帰って来る。

先日も三者面談に伺い、教室に案内されたとき
「申し訳ございません、本来なら上座におかけ頂きたいのですが
子ども達が帰るところを確認したいので」

おおお、学校の先生にはこんなこと言われたこと無いぞ。

面談でも、「得意の理科の点数どうした？」と
息子に尋ね息子は
「ちょっと家族とケンカして朝食食べなかったら
アタマが回らなくて」と返しました。

「わかったよ、Rの辛い状況があったってこと。
でもね、先生は皆より半分以下しか寝てないよけど
この仕事大好きだし毎日ハッピーだよ。
でもこれでいいのかなって悩むこと多いよ。
これから先、精神的に不安定でもやらなきゃ
いけないことってあるんだよ。
それを踏まえた上で、そのことは置いといて
なんで間違えたか考えてみようよ」

うおおお、分りやすい～
人生の指針まで！！

で、志望校の話に変わり、息子が第一志望にしていた
超難関高校を止めようかと思っていると聞いた先生。

「あのね、今の時点で志望校を下げるってことは
下の高校でいいやって思うことになって、
そこまでの勉強しか出来なくなるんだよ。
１番上を目指してた子は、
１番上か、2番目の高校を受けるチャンスが与えられるんだよ。
でも2番目でいいやって思っちゃうと、2番目か、
それ以下しか選べないんだよ」

なるほど～！！

「精神論かもしれませんが、今まで沢山の例を見て来た結果です」
とわたしに向かってきっぱり。

先生のカリスマ的なパワーをビシビシ感じて
わたしまで元気になっちゃいました。

で、勢いで息子、
「次回の塾の全体テストで全教科90点以上、
ランキング、ベスト5に入ります」
と宣言してしまいました。

確かにあんなに熱く語られればやる気にもなるし、
そう言いたくなるのも分るけど…

今本人は後悔しております…


がんばれ～…　　　　　　　　　　　　


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Marie