「アンジュール」はある捨て犬のさすらいの一日を描いた絵本です。
疾走する車から放り出された犬。
一生懸命、車を追いかけるけれどやがて疲れ果て、ついにあきらめてし
まう。
居場所を求めてあちこちをさまよい歩きます。
この絵本は文字がなく、鉛筆のデッサンだけで描かれたものですが、そ
のデッサンが本当にすばらしい！
様々な角度から犬を捉え、その姿、表情にどんどん吸い込まれていきま
す。
人間の身勝手さを思い知ったというか、弱いものに対してもっと優しく
なりたいと思った感動の一冊です
犬好きの人、犬を飼ってる人にはたまらないでしょうね。
子供とも一緒に読んで、優しい気持ちを育んでくれたらなあと思います。
Mamy
