シェーン・ママ

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ノルウェーは女性にとって天国?

2007-09-24 14:49:00 | Weblog
昨夜、興味深い番組を観ました。
BSでやっていて、途中から観たんですけど「未来への提言」
という番組です。ご覧になった方います?

内容はノルウェーが世界的に観てもっとも男女平等、
そして女性の社会進出を進めている国であり、
実際にどんな取り組みをしているか、というものです。
 
 この間、Marieさんの転職の記事でも、なぜ日本は
学歴や年齢、性別で人を判断するのかって話題になりましたね。

なにやらノルウェーでは「子供・平等大臣」というポストが
あるそうなんですねー。
現在その職についているのは、カリータ・ベッケメレムさん
という女性。
この女性は、幼い時に両親が離婚し、経済的にも大変で
希望していた大学進学もままならず・・・。
生まれた家の環境で、人間はこんなにも不利な立場に
たつことがあるのか、と悔しく思ったそうです。

 そんな経験を持つ彼女が、勤めていた会社の
労働組合の推薦で議員になり、大臣にのぼりつめる。
そして大臣へ。

彼女は自分の経験を生かすべく、驚くべき法律を推進していきます。
それは「民間企業の取締まり役の4割を女性にすること」。
これはスゴイ。日本ではちょっと考えられませんね。
日本では女社長というだけで、ビックリされて、ちょっと
成功するとテレビの取材がすぐに来たりしますから。

ノルウェーでは、この法律について男性からも女性からも
「それは逆差別だ」との批判もあるようですが、
優秀な女性がどんどん社会にでてきているのも
事実だそうです。
議員や大臣にも女性が多く、もっとも男女平等を実現している
国だと言われるだけありますね~。

 それにシングルマザーへの支援もノルウェーは
充実しています。
所得に関係なく、月額7万円の補助は出るし、労働時間を
自由に決められる。それに子供が病気のときは有給休暇が
倍になるとか・・・。これじゃみんなシングルで
がんばっちゃいそう?

 こうみていくと、女性に手厚いなあ・・・という反面、
男性が大変なのね~って気もしますね。
常に女性以上に頑張らないと、会社でも家庭でも
すぐに排除されてしまいそうで・・・。

 ベッケレムさんは女性が感じる不平等のほかにも社会的不平等を
なくしていきたい、そういう時代が来ていると言っていました。
たとえば、障害者や同性愛者・・・。
みんなが平等に人生のスタートラインに立つことが彼女の
希望なんだそうです。

 女性の就労に関してこんなにも難しい問題を抱える日本。
議員の数も、大臣の数も日本は女性が少ない・・・。
日本はまだまだ発展途上の国だなあ
とつくづく感じました。

                 Novy