目が覚めると7:15AM。
やばいツアーのピックアップは7:30AMだ。6:20AMに目覚ましで起きたのだが、二度寝をしてしまったようだ。
ここはフリーの朝食が付いている、食い意地の張った自分・・・時間が無いが朝食はとっておきたい。
とりあえず一階に下りる。すると各テーブルにティーカップがおかれている。廊下の奥で自分の姿を確認する女性がいた。
サービスを待っている時間が無いのでまた自分の部屋に戻りとりあえず着替えと出かける用意をして再び一階へ。
すると廊下の奥の女性が朝食置いておいたよとジェスチャー。見るとテーブルの一つに焼いたパンとジャム・バターなどが置かれていた。
インスタントコーヒーに自分でお湯を注ぎ、パンにベタベタとジャムを塗り、食す。
幸いツアーバスは少し遅れた7:40AM頃到着。
エントランスにおっちゃんがいて、自分の顔を見るなり、自分の名前を言って確認。ミニバンにはドライバーとそのガイドだけ。自分が一番手なのに遅れたのか。
市内の各ホテルを巡りメンバーをピックアップ。
スペイン人カップル・カナダ人男二人組・どこの国か聞かなかったが老夫婦ふたりと娘の3人家族で自分合わせて8人。自分は一番後ろの奥の席に座り、隣はスペイン人のフェルナンドとエルビーのカップルが座る。
道中ガイドが後ろを向いて説明。スペイン語と英語の交互で話すが、その二つに合間が無い。スペイン語でどうせわかんないやと気を抜いているといつの間にか英語になっている。
まず8:30AMにミロドンの洞窟に到着。
ビジターセンターで3000ペソを支払い、館内でガイドの簡単な説明。少し歩くと大きな開口のある洞窟。中は奥まで道が作ってある。ぐるっと内部を回って洞窟をでるところに3メートルくらいの熊のような像が立っている。
この時は分からなかったがこいつがミロドンと呼ばれる動物で、ここで発見された骨の復元とのこと。
30分ほどでバスに戻る。
戻ると車の自分の席の足元においたサブバックが無い。うしろの席の後ろの荷物置き場にも無い。ガイドとフェルナンドも心配して 色は何色か?とか聞いてくれる。
ドライバーにちゃんとロックしたのか?などと聞くと、助手席か彼の足元か分からないがヒョイっと僕のカバンを持ち上げて見せてきた。その一瞬はカバン置きっぱなしだったので隠しておいてくれていたんだななどと思ったが、すぐにオカシイと考え直す。ミニバンの一番後ろの席でドアと反対側の左の足元。わざわざそんな荷物を確保するだろうか・・・。あやしい・・・。中には貴重品というものは航空券くらいだ。
一応確認、ちゃんとそれはあったし問題ないようだ、幸運にも昨日なくなったと思っていたトラベラーズチェックがこの封筒の中から出てきた。
まぁそんなことより、ちょっとこの出来事は不快だった(ドライバーが持っている意味が分からん)。
車で1時間ほど走ったところのカフェ(売店付)で休憩。何人かコーヒーを飲んでいたようだが自分は外でうろうろして時間をつぶす。
10:50AM、アマルガ湖に到着。ここで一人女性が合流。トレッキングで数泊した後なのだろうか(この子とは一言も会話しなかったのでよくわからない)。
10000ペソのパイネ国立公園の入園料を払う(ここでだったかな?)。
グアナコという(リャマだと思っていたが「地球の歩き方」にはこう書いてある)動物を撮るために車を止めたりしながら、進む。
12:40PM頃、サルト・グランデの滝を見る。
むちゃくちゃ風が強い。強弱があり強いときは歩いてられないくらいだ。あたりの草や木も風の方向にあらかじめ倒れるような形で生えている。滝の前でガイドが撮ってくれるというのでカナダ人の男と肩を組んでポーズを決めるが、全然シャッターを押さない、なんどもアレ?という顔を繰り返す。強く押すんだといってもダメ。強風に絶えながらのポージングは辛い。ヨシっというのでモニタを確認すると、撮れていない、もういいや。
30分ほど過ごす。
車に帰ってフェルナンドのカメラを見せてもらう。彼はフジのデカイデジカメとシグマの18-50F2.8のレンズを持っていてすごくお気に入りだそうだ、欲しいなぁ。やはり自分の15-30では望遠がかなり物足りないのだ・・・。
再び車で揺られた後、2:00PM頃、ある建物に到着。
外観は普通の家っぽいが奥にレストランがある。自分とスペイン人カップル以外はレストランで食事。自分は昨日作ったハンバーガーがあるので(パイネのレストランは高いと聞いていたので)、歩いてすぐの湖を見ながらランチ。
食べ終わった後、建物へ。暖炉の周りにソファがある部屋でガイドと会話。朝、トイレに行く時間も無かったのでここでトイレへ。ガイドとスペイン人カップルがいたので安心して荷物を置きトイレへ。戻ってみると他のツアー客4人ほどが新たに着ていて、ガイドがいない・・・。荷物は当然ほったらかし。外に出るともうメンバーは車に乗っていた。僕の荷物を残してあることくらい分かっていたはずなのに、無頓着だなぁ。
3:30PM、グレイ湖に到着。
強風の中砂浜を歩き湖へ。ずっと奥の山の谷間に氷河が残っている。
手前の湖には、人工物ではないかと思えるほど不自然に青い氷の塊が申し訳なさそうに点在。店の絵葉書ではたくさん浮いている写真を見たがそれは冬の時なのだろうか。一番奥の海岸線近くにある塊に向かってさらに歩く。近くでも水色に輝いていてなんだか現実味がない氷の塊だ。海岸には透明な氷が打ち上げられている。ガイドが自分を撮ってあげるというので調子に乗って氷を持ち上げポーズをとるがまたしてもぐずぐずシャッターを押さない。まったくぅ。
ミラドール(多分 展望台という意味)と書かれた看板があったのでそこまで歩いていこうとするとガイドがストップをかける。どれくらいかかるかきくと、30分だと。でも時間が無いからダメといったん言うが、自分が残念そうな顔をするとすばやく行ってこいと言うので、行ってみることに。何度も後ろを確認するが他のメンバーは誰も来ないようだ。誰もいない遊歩道を不安になりながら早歩きで進むと、7,8分ほどで先端に到着。ミラドールはなにか櫓のようなものがつくってある展望台という意味ではないのか?あたりにそれらしいものが無いし、不安なのでとりあえず写真を数枚とって戻る。
戻ると同じツアーの人間はいない。
遠くの海岸に人が歩いて戻っていくのが見えるがそれが自分達のツアーメンバーか分からない。まぁ、自分をガイドが止めたときにバスにもう戻る時間だとかいっていたので他の目的地まで行くわけじゃないだろう。強風の中砂浜を歩いて戻る。行きに歩いたより遠く感じる。
林に入り、駐車場のそばの橋を渡ったころ、ようやく他のメンバーを発見。車に着いた時には、ぴったり合流できた。
ここから後は帰るだけ。
途中3人家族の娘だけ降りた、おそらくトレッキングをするのだろう。しばらく走り、スペイン人カップルが降りた。彼らも一泊テント泊するようだ。ひたすら町に向けて走る。行きはどこかに立ち寄りながらだったので感じなかったが町まで遠い。ひたすら走る。ずっと曇りだったが町が見えてきたあたりで太陽が出てきた、遅いよ。
8:00PM頃宿の前に到着。
パイネは綺麗ではあったが、綺麗さが「想定内」だったかな。大きな感動は無かった。
宿に荷物を置き、宿の前のツアーオフィスEVELYNへ。昨日ツアーチケットを買ったおばさんの事務所だ。
帰りのプンタアレーナス行きのバスについて相談。やはり親切にいろいろ教えてくれる、有難い。スーパーで少し買い物。
宿に帰ってすぐに夕飯を作る。スープの元があるのでそれをソースに。卵を焼きそれを下に敷く。ソースにはハムを具としていれる。まだビーニャで買ったフランスパンがあまっているのでそれで再びガーリックトースト。なんだか贅沢だ。
ようやく外は暗くなった。日が長いので間隔がおかしくなる。料理中また宿の娘がなんどもちょっかいを出してきて、かわいい。
部屋に戻りシャワーを浴びる。3:30AM頃、就寝。
※1チリペソ=0.2円として計算
※注)2011年にブログを更新してますが、コレは2006年の南米旅行記です。