大辺路＋ 那智の滝は今

那智の御滝は今もその古来からの美しい姿を保っていますが、滝の壺あたりは昨年の台風のためにたいへんなことになって4いました。


この土砂や落石を取り払うためには、どれだけの時間がかかるのでしょう。
自然の災害に無力を感じました。

大辺路ドライブ＋ 那智の滝

那智の滝の神々しい姿はそのままでした。

大辺路ドライブ＋ 多富気王子

大門坂の途中には多富気王子という王子もあります。
九十九王子の最後の王子です。


熊野古道を少しだけ歩いてみたいという人には大門坂はぴったりです。
でも…、


私はまだ前回、中辺路の出発点、田辺の出立王子に着いたばかり。
このまま、那智大社に行き、「熊野古道を歩き通し、やっとつきました。」というのも気がひける。


まるで、ドラえもんのどこでもドア。
やっぱり少しずつ歩いて、ゴールにつきたい。


そこで、今回は那智の滝を拝むだけで帰ることにしました。
何年かかっても、歩き通してここまできます。

大辺路ドライブ＋ 大門坂を歩く

大門坂を歩くと、３０分ほどで那智大社、那智の滝、青岸渡寺につきます。
杉の大木の中を歩くと、少しだけ古の旅人の気持ちを味わうことができます。


ただ、この日は前日の雨のせいかつるつるとよくすべり、何度も転びそうになりました。
入り口にあった杖が役にたちました。

大辺路ドライブ＋ 大門坂夫婦杉

さて、おしりが痛くなるほどドライブしてきましたが、ここからは熊野古道です。
中辺路の終着点、那智大社と大滝をめざしてあるきます。


那智駅から那智山までの間には昨年の台風の傷跡が痛々しく残っていました。
山肌には崩落の跡。


川には土砂や巨岩が残っていましたが、道路は完全に復旧しています。
大門坂駐車場に車を停め、那智の大滝をめざします。


入り口にそびえる夫婦杉。
いつからここで巡礼者を見守っているのでしょうか。