熊野古道を歩こ

九条を守る女のワークライフバランス日記です。

『薔薇の名前』

2010-02-11 18:49:40 | 本の虫
この本が話題になったのはもう10年も前です。
私の嗅覚が動き、手に取ったこの本、
最初こそ難解だったもののすぐのめりこんでしまいました。




なんといっても舞台がよかった。
舞台は中世、お城のような修道院の中心にある迷宮のような書庫。
その一番奥にある一冊の本。




繰り返される殺人事件。
正統と異端。
迷信と科学。
憎悪と愛。




ふつうは原作が映画化されるとがっかりするものだけれど、映画は私の知識や想像力の足りない部分を映像化していてすばらしかった。
ショーン・コネリーもすてきだったし。



できるものならこの迷宮に迷い込み、永遠にさまよっていたいほど。



興味を持った方には、まず映画の方をすすめるかな。
そして、迷いたくなったら本の方へ。




本好きの人なら知の迷宮の奥に秘められた一冊の本、
絶対知りたいですよね。
殺人の犯人より。

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