清姫の里を歩く 花の道成寺

異世界のようだった愛徳山王子への小道をもどると、もう道成寺の大きな屋根が見え始めてきました。
和歌山で一番に咲く道成寺の枝垂れ桜。


すでに咲いていました。
ここは熊野へ向かうイケメン僧に恋をした清姫が龍の姿になり日高川を越え、鐘にかくれた安珍を焼き殺したと言われるところ。


お寺の近くに蛇塚もあります。
お寺は今華やかに桜に彩られています。


激しい恋の果ての現場なのですが、今は静かです。
私だったら…と考えると、今は絶対追いかけませんね。


もしティーンエイジャーだったら。
やっぱり、追いかけないと思うな。


でも、相手が向井理や福山雅治だったら…。
考えてもむだね。

清姫の里を歩く 愛徳山王子

小さな看板に、民家と民家の間の道を進むようにとの矢印がありました。
こんなところ通ってもいいのかしらと思いながら進むと、不思議な異空間が。


古の旅人と出会ったとしてもなんの不思議もない道。
泉鏡花の小説のように、時を忘れた人たちの村があるのでは…


そんなことなくて、竹林とみかん畑の間に愛徳山王子はありました。
この先も守ってくださいね。