今日は18切符で三原と福山への旅です。
三原は墓参りに、福山は美術館へ展覧会を見にいくためです。
列車の中で「呉線」キャンペーンのパンフレットを見ていたら・・・
なんと三原駅に限定30個の弁当があるんだとか。
このキャンペーンの限定弁当は三原駅と広島駅にあり、それも置いてある弁当は
2つの駅で全く違うものなんだとか。
これは絶対GETせねばです。
それにこのパンフレットを持参するとお茶がもらえると書いてあるではありませんか。
なんだか得した気分です。
ささっと墓参りを済まし、いざ駅弁売り場へ。
ありますあります、たった2つ。
値段のわりにはおかずの種類が豊富でおいしそうです。
いつも買う「たこめし」よりいいかも。
さて三原発の列車に乗り、いざ弁当タイム。
始発駅なのであまり人目がなく弁当を食べれます。
この墓参りの時には必ず弁当を買って列車に乗るのですが、
人が多くて座れなかったり、相席になったりして
「弁当買わなきゃよかったじゃん。いつもこうなるのわかっとるじゃん」
と親とケンカになります。
今日は仲良く弁当を食べれそうです。
忘れず中身の写真も撮りました。
おいしそうでしょ。
おかずやご飯を食べたらその下に駅名が書いてあります。
どうもそのご飯やおかずの産地らしいです。
ちなみに手前のたこめしの下は三原でしたよ。
おしながきも入っていました。
牡蠣田楽と海老の天ぷら、松茸と蕗の辛煮が特においしかったです。
この弁当かなりいけてますよ。
さすが限定30個。
素材がいいです。
味付けも薄めだし。
3月いっぱいくらいまでやっているようなので、是非三原に行くことがあれば
食べてみてくださいね。
弁当を食べてまどろんできたところで福山到着です。
一番の目的のふくやま美術館へGO。
「三沢厚彦 ANIMALS」です。
この前、「ぐりとぐら」展を見に行った時から絶対行くぞと決めていた展覧会です。
ちょうど冬休みが期間に入っていたので18切符が使えてよかったです。
福山まで意外と交通費バカにならないいんですよ。
三沢厚彦さんに注目したのは福音館の子ども向け雑誌「かがくのとも」に
三沢さんの創作風景が取り上げられていたからです。
2006年11月号「ぞうをつくる」です。
丸太を切り、木を組み・積み・削り・・・ぞうの彫刻が造られていく様子が
たくさんの写真で紹介されています。
子ども向けなので技術どうのこうのは全く書いてありませんが、
ただただぞうができていく様子が写真に刻まれていて、ものづくりの
すごさ、迫力、すばらしさが本からビシバシ伝わってくるのです。
そんな展覧会、見てみたいじゃないですか。
まず美術館に入ると先ほどの写真の巨大な白熊が住んでいる白熊の家があります。
実はこの白熊の家の屋根の上にはネコがいます。
このネコと家の横を飛んでいる鷲には1階からだと気付きにくいです。
私も2階の所蔵展を見た後、1階に降りる時に気付きました。
もし2階の所蔵展を見ていなかったら気付かなかったでしょう。
1階の床とかに「上を見よ!」って書いて欲しいですね。
今から行く方は頭上にも注目してくださ~い。
展覧会の入り口に入る前にこんなお出迎えもあります。
このキリンだけは撮影可能とのこと。
のりちもキリンと一緒に写真を撮りましたがそれは閲覧不可でございまする。
実際このミニキリンでも私の身長と同じくらいの大きさがあります。
ちなみに私164cmです。
色々な動物の彫刻と共に動物たちの絵もあります。
アトリエ風景も再現してあります。
ダンボールに絵を描いていたり、実に様々です。
カエルのデッサン画も発見しました。
これハガキにしてほしいなあ。
もちろんデッサンをしているくらいなのでカエルの彫刻もあります。
でもカエルは削りの跡が綺麗すぎて味が出ていないなと思いました。
この木の感触というか荒削りなところが木の風合いが感じられてこの
作者のいいところだと思うのですが。
動物に似てるとか似てないとかじゃなくて、こういうのいるよねってところがいいんです。
ふてぶてしい感じとか、気弱そうな感じとか・・・。
特に犬とかネコとかはそんな雰囲気がすごく出ています。
見る機会が多いからでしょうね。
この展覧会。一つひとつの作品が大きく、数も少ないので、すぐ見終わってしまいます。
せっかく福山まで来たのにもったいないのでもう一度見直すことにしました。
今度は動物と同じ目線でみたり、自分がしゃがんで上から見上げてみたりします。
おお~これってかなりおもしろいですわ。
さっきまで大したことなく見えていた虎が凛々しく見えてきました。
うさぎもおもしろいですね。
リスはめちゃくちゃかわいいです。
立って見ていた時はなんとも感じなかった動物たちが段々魅力的に見えてきました。
いや~これはいいわ。視点を変えるって大事ですね。
みなさん、立って見て回って「ふうん」で終わってはいけませんよ。
是非しゃがんで見てくださいね。
大満足でハガキを買って退散。
ついでにふくやま文学館にも行ってみました。
建物の雰囲気がいいですね。
図書ルームにはたくさんの本と自由にどうぞのお茶が置いてあります。
近くに住んでいたらちょくちょく行きたくなりますね。
常設展の中の井伏鱒二コーナーが気に入りました。
特に「山椒魚」コーナーがよかったです。
洞窟のような空間があって山椒魚とカエルの模型があり、本のあらましが
ビデオで流れます。
カエルが出てくるし、なんせ話のストーリーが人間臭くて興味津々です。
読みたくなりました。
なかなか面白いです。
いや~芸術三昧ですね。
いい旅でした。
お昼が弁当だけだったのでお茶して帰ることにしました。
パステルに入りました。
紅茶と抹茶プリンケーキです。
すごいボリュームですね。
一方こちらは12月限定プリンとヘーゼルナッツコーヒーです。
おいしそうに見えますよね。
でもコーヒーは甘甘で、プリンはほとんど生クリーム味しかしません。
なめらかプリンはおいしいのになあ。
抹茶の方はというと・・・
上に乗っている抹茶プリンはしっかり抹茶味でおいしいのですが・・・
やはりケーキ本体は生クリーム味が中心です。
う~む。シンプルなプリンはおいしくてもその他はいまいちということか。
パスタとデザートを中心にやっているようだけど、これだとパスタも濃くて
大味だろうな。
駅弁の方が楽しめていいわ。
帰りの列車は爆睡です。
列車の旅ってこういうのんびりできるところがいいですね。
横になって寝ている女の子もいました。
みんな眠たい時間なのかしら。
広島駅で途中下車し、晩ご飯を食べて帰りました。
牡蠣卵丼と穴子飯定食です。
親子丼の牡蠣バージョンってところですね。
ちょっと味付けは濃かったですが、おいしかったです。
親子丼の牡蠣バージョンって結構いけますよ。
カリカリの牡蠣フライもいいですけどね。
18切符を有効活用した楽しい旅でした。
今度は呉線巡りでもしてみようかな。
特別列車を狙ってね。