3連休を無駄に過すべからず、ということで津和野に行くことにしました。
天気も快晴で気持ちのいいドライブ日和です
それに今日はETC初体験というイベントもついています。
(ちなみに今日はビストロちゃんではありません
)
いや~ETCって勝手にゲートが開くんですよ、わくわくするじゃないですか
そんな楽しみも持ちつつ、中国道へ。
いや~、中国道って全然車が走ってないじゃないですか
思いっきり中央車線の上を走っても全く問題ないような雰囲気ですよ。
たまに車が視界に入ってきた時なんか
「おおっ、車発見
」って叫んだくらいなもんで。
そんな感じなものであっという間に高速終了。
先輩から「六日市にベーコンが最高においしいイタリアンレストランがあるよ」と
聞いていたので、お昼はそこにしようと思っていたのに・・・。
六日市がこんなに近いとは。
早すぎたので、後ろ髪を惹かれる思いで看板の前を通りすぎることに
時間を合わせてくればよかったなと反省。
そんなこんなで津和野駅前に到着。
SLの到着時間までしばし時間あり。
とりあえず駅前に車を停めて、お昼を食べることに。
津和野って結構観光地だと思ったのになあ。
お店も人もまばらだなあ。
とりあえず津和野って雰囲気を醸し出しているお店に入ることに。
入った瞬間、「入ったらマズカッタカシラ」的な静けさ。
お店の人がお昼ご飯食べてるし・・・。
とりあえず背に腹は代えられぬの精神で食べることに。
相方は普通に定食を注文。
ご飯にお吸い物、イカフライ、山の幸(ぜんまいの煮付けとかかな?)
がふんだんに入っている感じです。
最近こういう素朴な定食は見かけないかも。
なかなかおいしそうですわ。
温かいお茶がついてくるのも嬉しいです。
一方、私は津和野名物という「うずめ飯」を注文。
なぬ
これってお茶漬け
それもお茶っていうより湯漬け
いえいえ、心配ご無用
中には、ごぼうやにんじん、しいたけ、かまぼこなどの具がたくさん入っていました。
なかなかおいしいですよ。
豚汁にご飯を入れて食べるようなおいしさといったらいいでしょうか。
でもすごくあっさりしていて、でも野菜がたっぷりでおいしいのです。
右上に写っているこんにゃくもおいしかったです。
やっぱり山の幸がふんだんに使ってあっていいですね。
津和野のムードと山の幸満喫のお昼、ごちそうさま。
さてさてお次はSLの到着です。
さっきまで人がまばらだったハズなのに、続々と集まってきています。
みんなこの時間を狙っているのか
ご多忙に漏れず私も狙っておりますが
遠くから汽笛が山彦のように響いてきます。
姿は見えないのに汽笛の音はかなりの大きさです。
ややっ、ついにやってきました
迫力満点です。
デジカメで必死に動画撮影するも、あっという間に通り過ぎて停車。
意外と走っているときは、綺麗な煙を出しています。
周りの人の流れに乗って駅舎へ
近くで写真撮影ができるように、ホームの中まで入らせてくれます。
うれしいですね。
それにしてもこのSL。
どうやって方向転換するのでしょうか??
普通の列車は前も後も同じなので、運転手さんが動けば済みますが、
SLの場合はそうはいきませんよね。
とはいえ、近くには方向転換するような場所はないし・・・。
「どうするのかねえ~、観てみたいね」と話をしつつ、しばらく眺めていましたが、特に動きはなく疑問を抱きつつ、次の場所へ移動。
今日のメインイベント「安野光雅美術館」へ。
今年、そごうで観た「安野光雅展」以来、津和野の美術館は
どんなにいいところなんだろう、と興味津々だったのです。
外観は白壁で城下町風。内観は木のぬくもりが伝わってくる感じです。
こんな昔の教室風景も再現されています。
小豆島に旅した時に観た「二十四の瞳」の教室に似ています。
ほっとする空間ですよね。
オルガンも置いてあって、弾きたくなりますよね。
こんな教室があるだけで、美術館っぽくないなんて思っていたら
とんでもないです。
なんとプラネタリウムまでありました
すごいですね。
おもしろいですね。
受付でチケットを買おうとしたら、
「5分後にプラネタリウムの上映が始まりますので、どうですか?」と。
追加料金なしでプラネタリウムも観ることができるのだとか。
そりゃ観ないと損でしょ。
なかなかかわいらしいプラネタリウムです。
休みの日にも関わらず、ほぼ貸切状態です。
ムード満点
上映時間は30分ほど。
安野光雅本人による美術館のコンセプトの解説と津和野の風景などの映像、
それに続いて季節の星空の解説があります。
安野光雅本人による・・・というところが、画家本人の意向を大切にして
作られている美術館という心意気が伝わってきて、良いですね。
さて美術館の現在の展示は、
★「街道をゆく」(ニューヨーク、台湾)
★旅の絵本Ⅳ―アメリカ編―
★アメリカの風
★ふしぎなサーカス
★マッチうりのクリスマス、サンタクロースのふくろのなか
です。
★サンタクロースのふくろのなか
は、原画ならではのおもしろさがありますね。
絵の中に昔話の登場人物などが隠れていたり、色々な発見があって
「これこれ見て~」とか話をしながら見つけっこをするのが楽しいです。
まあ絵本を見ながらでもできることかもしれませんが、大きな原画を見ながら
するのがまたおもしろいんですよね。
絵本だと眺めるって感覚で探すのは難しいかなと。
★マッチうりのクリスマス
は、マッチ売りの少女をもじった小型の絵本でなかなかユーモラスです。
原画がそのまま絵本になっていて、おお~っという感じです。
原画で「これって修正テープの跡に見えるよね?」と思ったところが
絵本でもそのまま修正テープの跡に見えます。
なかなかおもしろいところです。
★「街道をゆく」(ニューヨーク、台湾)
★旅の絵本Ⅳ―アメリカ編―
★アメリカの風
では、風景の中に色々な発見があり、それを見つけるのが楽しく、
またそれを語り合うのがちょっとした競い合いになったりして、
和気藹々になっておもしろいです。
とはいえ、実際「安野光雅美術館」に行ってみると、あまりにも行く前が期待大だっただけに「これだけ・・・」という感じでした。
あまりにもそごうでの展覧会が量も質もよかっただけに、本家本元の美術館はもっとすごいのだろうという思い込みがよくなかったのかもしれませんが、
実際そごうでの展覧会の3分の1くらいしか展示がなく、がっかりだったのです。
せっかく行ったのに、美術館グッズもほとんどそごうの時に気に入ったものは買っていたので特に目新しいものもなく・・・。
意気消沈。
おまけに寒気もしてきて風邪モード。
でも常に全作品を展示していたらリピーターが少なくなるのかも。
季節ごとに展示を変えて、何度も来てもらいたいということなのかな。
安野光雅美術館
http://www.town.tsuwano.lg.jp/anbi/anbi.html