Tax Season

また　今年も　tax season がやってきた
tax season とは　日本でいう　確定申告である

それにしても　日本は実に　便利である
なんと　会社に勤めていれば　会社で　確定申告をしてくれるからだ
まああ、なんと　それは楽なことだ　と　思いがちだが
その考えは　大間違いである

というのも　アメリカでは　絶対にこれは　個人がやらなくては意味がないからだ
みんな　生活が違うし、人生も違う、寄付をたくさんする人もいれば
まったくしない人もいたり、扶養している家族がいたりいなかったり
子どもが　大学に行っていたり、その年、家を買ったり、車を買ったり
医療保険が変わったり
とにかく　みんな人生は違っていて　お金の使い方もみんな違う
となると　当然　確定申告は個人でやるべきが　基本となる

というわけで　確定申告の季節がやってきた

周りでは　H & R Block, TaxAct, Turbo Tax など　申告を代わりにやってくれたり、その手助けをする会社が　ラジオなどで宣伝を始める
その宣伝を耳にすると、ああ、また tax season がやってきたなと感じる

たいていの人は　自分でファイリングのソフトを買って
申告をするが　中には複雑な場合、すっかり tax を専門とする accountant に任せている
結局彼らも　ソフトを使っているのだが
慣れているから　とにかく　早い

私は　以前 Turbo Tax を使っていたが、最近は別なものに切り替えた

アメリカの税金の仕組みがわからない頃は本当に　ナーバスになったものだったが
今では　だいぶ　理解できるようになって　さほどのストレスはなくなった

しかも　ラジオの宣伝が　気持ちを楽にしてくれた
というのも申告書類を　揃えるのはたいへんでも
多く払った税金が戻ってくるのだから　そのようにポジティブに考えようという
宣伝文句なのだ
本当に　給料から税金をがっぽり天引きされているのだ
州と国の政府には　給料の１３％は取られている
さらに　年金で　６％取られている
そして　定年後の健康保険に１．５％引かれている
給料の２０％は　これらのものにやむなく取られていく

そして、その州と国の政府に払った　１３％分のいくらかが　戻ってくるわけだ
しかし　どのように　戻ってくるかというと
申告さえすれば　というわけではない

というのは　いかに　税控除を得るかにかかるのだ
たとえば　医療費が普通以上にかかった場合　助けてもらえる
会社の都合で　転勤を余儀なくされた場合も
寄付をした場合も　助けてくれる
家を　初めて買った場合も助けてくれる
扶養家族がいれば　また　助けてくれる

この助けてくれる　というのは　どういうことかというと
税金を多く納めなくてもよいように　配慮してくれるということだ

そのため　アメリカ人は　一生懸命　それを理由に寄付を多くする

そして　話はもとに戻るが　この確定申告のためのソフトだが
これまたなかなか　educational である
税金の仕組みがどのようになっているか
どうしたら　もっと　多く　払った税金が戻ってくるかなども
提案してくれる
そのようなことから　細かいところまで読んでいくと
昨年の　景気具合から　国でなにが起きたかがわかったり
なかなか勉強になる