日野土地家屋調査士・行政書士事務所のブログです。最近は更新滞りがちだけど、もう1年半以上も続いてます!これで良いのだ♪

宮城県石巻市で土地家屋調査士・行政書士事務所を開業してる好事家オヤジです。ただコメント不可に設定してますので悪しからず…

資格

2013年02月13日 | 仕事・パソコン
こんな記事を見たんですよ。本当なの?目を疑ってしまう…内容を要約してみます。
数年前に大量発生した消費者金融の過払い金返還訴訟、その頃のバブル収入も今は昔となった弁護士業界では、特に都市部拠点者の窮乏ぶりが顕在化している。仕事が増えぬのに、司法改革で弁護士が急増したせいともされる。国税庁によれば2009年の東京を拠点とする弁護士1万5894人のうち、「年間所得70万円以下」が実にその3割に当たる4610人もいる。東京の弁護士は、異様なくらい食えてない。
あるベテラン弁護士は「今の若い弁護士は満員電車に無理矢理入ってきたようなもの。それでキツい苦しいって言っている。そんなことは分かっていたでしょう」と語る。つまり限られたパイを奪い合ってる状態の中に、新たに自らの意思で参入してるようなものだ。食えるわけがない。

私も一応は法学部法律学科出身。ゼミは民法の家族法が専門であった。司法試験?いやいや自分にはそんな能力は全く無いし、最初からチャレンジするつもりも受験を考えたことも微塵も無かった。
でもせっかく法律を勉強したんだから…と言うことで、まず手始めに行政書士資格を取得した(そのときに土地家屋調査士という資格があるのを知った)。次の年には宅建主任者資格。そして次の年には…いや~こいつは苦手な数学の勉強もしなくちゃならないんだ…と思いつつも寸暇も惜しんで頑張って、測量士補と土地家屋調査士を両方取得できた。とにかく2年間は遊びもせず頑張ったもんだった。
なぜ司法書士でなく土地家屋調査士の方面を志したのか、実は自分でもよくわからないのだ。最初にこっちを勉強始めたからかもしれない。
合格したときは社会に出て食うことも考えなくちゃならなかったし、もう一つ資格取得にチャレンジ…って気力は無くなっていた。そして幸いなことに、今も何とか食うことだけはできている。
しかし超難関の司法試験、苦労して取得しても食えない方が多数なんて悲惨ですよ。

これは私等がよく使う六法

司法改革の結果、今は全国で3万人を超えたという弁護士は数的にも確かに多すぎるような気がする。私等土地家屋調査士の会員数よりもはるかに多いんだもん。このペースでいくと、あと2~3年もすれば私等会員数の倍の数になるかも…ちなみに私等土地家屋調査士の全国の会員数は、私が入会した昭和59年の頃とあまり変らず、18,000人前後。開業と廃業者のバランスがとれているような感じを受ける。
さて弁護士さん、かつてはなり手の少なかった国選弁護人も、現在は奪い合いなのだそうだ。
いまは震災の復興のために一時的に忙しいけど、私等も同じ「士業」、他人事では無いのかもしれない。


最新の画像もっと見る