葬儀のときの祭壇は片付けられ、簡単な祭壇が設えられています。この状態で49日まで過ごします。
この土地の葬儀に関しての一連の流れは、これまでも折り触れ書いてきましたが、
それらの習慣も時代とともに、変わってきました。それも急速に、
たとえば、お念仏
お通夜から毎晩初七日まで、音頭とりさんと言われる女性に倣って念仏を唱えるのです。
それは近所親戚は可能な限り毎晩、行かなくてはなりません。ご縁のある方のところには、1度は行きます。
そして、7日毎のお念仏に変わります。これにも近所、親戚は可能な限り、、、です。
49日まで続きます。
迎えるほうも、部屋を整え座布団の用意。祭壇の設えも整えておかねばなりません。
間に喉を潤すお茶の準備です。奇数日の7日には、お茶菓子の用意もせねばなりません。
通夜 葬儀の後の49日までの祭壇です。(クリックで大きくする事もできます。)
ダンダン簡略化され初七日までと四十九日の念仏に
そのうち、5日まで、3日まで、、と、するお家も増えてきました。
我が家も、念仏は葬儀までの3日間と、49日でお終いにします。
けど、仏様に毎日のお茶とご飯、毎夕のお墓に灯りを灯しに行く事
そして7日毎に、家族でお念仏を唱えてる。って、ことになっています。お念仏は、パスさせてもらっていますが、
オリョウゴと呼ばれるお膳とお団子を供えています。
料理上手な義妹がオリョウゴ作りをする。と、言ってくれました。そんな時、遠慮しないのが のん太さんです。
で、私がお団子を用意します。
ご飯が高く盛り上げられているでしょう、こんな風にするものだそうです。回を重ねる毎、ダンダン高くなってる気がします。
お団子の頂点の三角錐状のものは、他では見ないのですが、ハハ(姑)がやっていたので同じにしました。
これ、作った事がありませんでした。これまでは、ハハ(姑)が作っていました。
ダンゴ粉や上新粉と言うものは、買いにいったので知っていますし、作業は見ていました。
普通は、沸騰したお湯に団子を入れるのですが、これは、まずダンゴを奇数に積み上げて
蒸すのです。
蒸し器に入れるときに、ひっくり返してしまわないように、蒸しあがった団子を取り出すときに失敗しないように、
ハハ(姑)は、とても大変そうでした。
そんなに苦になるなら、代わってあげようか?なんて言えません。
で、やってみると、最初は、高台とのバランスで大きさを決めるのが難しいかったけど、やり直せるし、
蒸し器に入れるのも、何であんなに大騒ぎしてたのか???
取り出すのも、冷めるのを待てば良いだけでした。なんで熱い鍋から出さなきゃいけなかったのか???
4回目です。団子の大きさも決まって、子供の頃のオママゴトよろしく、お団子を作っています。
そういえば義妹のオリョウゴも、基本を踏まえながらも毎回メニューが変わっています。
彼女もけっこう楽しんでるのかしら、、
ちょっと珍しい風習かと紹介しました。