行雲流水~季節の花とともに

自然や草花を通して感動を伝えたい~リーフのブログです。

森の案内人養成講習会~三つの森の観察

2016年02月27日 | 森の案内人養成講習会

         (干潟よか公園の森)

 

 

 

 

今回の森の案内人養成講習会は九州電力が「九州ふるさとの森づくり」ということで

九州各県で展開され、2001年から2009年までに100万本の

市民参加の植樹をされてきている(宮脇方式)県内3か所の森を訪ねて、

森の様子や木々の生育状況を観察しました。

 

まず最初は東与賀の干潟よか公園の森です。

シチメンソウの紅葉の頃に行ったり、干潟よか公園で遊んだりしたことはあると

思いますが、ここに植樹の森があることは案外知られていないと思います。

 

 

 

 

堤防に沿って海風に強い樹種を植樹してありました。

これは海岸に多いトベラ

 

 

 

 

東与賀海岸の森は、10年ほどの年月を経ているのですが、高木は少なく

潮の影響が大きいと思われます。

 

 

 

 

次は大町町にあるボタ山わんぱく公園の森です。

わんぱく公園にある展望台と草スキー場

 

 

 

 

ボタ山跡地に2007年から3回植樹活動をされているそうです。

最初の植樹の時には何にもなかったボタ山が~

 

 

 

 

9年ほど経った現在では高木の木々が茂っていました。

 

 

 

 

宮脇方式(密植、混植)なので、木々の間は狭くひょろひょろと伸びています。

これが自然淘汰されて今後どんな森になるのでしょうか?

 

 

 

 

枯れ木を分解するスエヒロタケ

 

 

 

 

次は富士町麻那古の亀岳の森に行く予定でしたが、天気急変で(予報通り)行けず

森の案内人クラブで整備を進めている、神水川中原公園の森を見学しました。

 

 

 

 

常緑樹の森も、人が歩ける遊歩道ができてきました。

皆さんでノコを持って、木々の手入れもしてみました。

 

 

 

 

これはテッポウムシの穴だそうです。

 

 

 

 

これが抜け殻。テッポウムシはカミキリムシの幼虫で、木を枯らす原因になるそうです。

 

 

 

 

シナマンサクの花が咲いていました。春も近いです。

 

三つの森を観察して、同じ宮脇方式の森でもかなり生育状況が違っていました。

今後どんな森になっていくのか楽しみです。

参加者の皆さんお疲れ様でした。

 

 

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2 コメント

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Unknown (ハナイカダ)
2016-02-27 19:52:16
こんばんは。

こちらでも、植栽で「シラカバ」をうえているのですが、カミキリムシ(の、仲間?)に食べられて困っています。

幼虫はまだ見ていないのですが・・・。巣穴にキンチョールを吹き込んでいるのですが、どうなりますか?

やはり、自然の成り立ちにそぐわないのでしょうかね?植栽は(?)

カミキリムシが育つような環境(草刈りをしない等)がよくないともおもうのですが・・・。)
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>ハナイカダさんへ (リーフ)
2016-02-27 21:53:29
ハナイカダさん、こんばんは。

ハナイカダさんの所でも、カミキリムシの被害に遭われているんですね。
穴にキンチョール?効き目はどうでしょう???
空いた穴は塞ぎようがないので、枯れるのもあるでしょうね。
中原公園は昆虫の集まる森にしようというコンセプトなので、
多少の被害もしかたないかもしれませんね~
返信する

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