行雲流水~季節の花とともに

自然や草花を通して感動を伝えたい~リーフのブログです。

アイガーを眺めながら~スイス・アルプスを歩く

2012年07月25日 | 県外の山
           (アイガーとグリンデルワルトの町)



この日はツェルマットを後にして、電車でインターラーケンからアイガーを擁する町
グリンデルワルトに入ります。

ここでちょっとスイスの鉄道事情について~
現在スイスにある鉄道路線は国の面積が九州よりやや小さい程度しかないにもかかわらず、
5,380kmと九州のそれの約2倍の総延長にもなっているそうです。
当然路線密度では世界一であり、「スイス国内では、国内のどこでも16km歩くと旅客鉄道の便がある」
という言葉まであるようです。

ツェルマットまでは、フランス語を話すayuyuさんとフランス人yorenとの協力で来れたけど、
ここからは自分たちだけで行動しなければいけません。

でもジュネーブで4日間限定のスイスパス(主要幹線の電車が乗り放題~外国人向け)
を購入した時に、乗り換えの時刻とホームの番号までも教えてもらっていたので、
難なくインターラーケンまで行けました。
スイスパスを購入していれば、私鉄の電車やロープウェイ、登山列車も割引になったりしてお得です。

片言の日本語を話すだけで、一人で来ていた熟女のお姉さまや、お母さんと一緒の若いお嬢さんなど
行動派の日本人に出会いました。
極めつけは、「地球の歩き方」の本を頼りに旅行をされている合わせて154歳のご夫婦でした。
大雑把な行程を決めて、ホテルも予約なしで来ているとのことでした。
お二人とも英語を話されるというのは強みですよね。
(スイスではドイツ語が主な言語ですが英語は通じるようです。)

そんなこんなで、アイガーなどのアルプス名峰の玄関口~インターラーケンに無事に着いて、
早速グリンデルワルトに向かいました。

          (インターラーケンのヘーエマッテ公園)





グリンデルワルトでも、日本人団体観光客の皆さんが多かったです。
日本語観光案内所が駅前にあり、いろいろ教えていただいて、
すぐにフィルスト行きのロープーウェイに乗りました。






アイガーの岩壁がすぐそこに迫ります。






25分で一気にフィルスト駅(2171m)まで登りました。






展望所からはこちらも迫力の岩壁~ヴェッターホルンです。






バッハアルプゼー(湖)を目指して歩きます。
ここはトレッキングというよりハイキング気分で行けます。
所々に、大きなアザミの仲間の花(キルシウム・スピノシスシムム)が咲いていました。


こんな大きなアザミは見たことないですね~
写真を撮ろうとうっかり近寄ったら、棘が刺さって大変でした。
  





シュレックホルンとアイガーを眺める人~山々の展望が素晴らしいけど、ちょっと先を急ぎます。






トリカブトの仲間の花を見て~


ハクサンチドリに似たランの花を見て~
  

歩いていると~アルプスの3大名花の一つ、エンチアンに出会いました。嬉しい!
リンドウ科の花で、中の黒い斑点が特徴だそうです。
  






湖に近くなってきました。
ここでもワタスゲの群生に出会えました。きれい!






水場ではリュウキンカの仲間のカルタ・パルストリス(キンポウゲ科)の黄色い花が鮮やかでした。






バッハアルプゼーの周辺には3つの湖があり、湖面にアルプスの山々が映って素晴らしい!









周辺をゆっくり回りたいのですが、ロープウェイの最終の時間が気になります。







来た道を戻りましょう~






夕方になると姿を現すというマーモット君が顔を見せてくれました。ラッキー!
  





ここも花の多いところです。
急ぎ足でも花を観察しながら歩きます。ピンクと黄色のマメ科の花~






紫色をしたエノコログサの仲間







そして迫力のアイガーの岩壁を見ながら下りました。


明日はいよいよ登山鉄道に乗って、ユングフラウヨッホの展望台に行き、
映画にもなったアイガー北壁を見ながらトレッキングします。






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10 コメント

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Unknown (ワル猫です)
2012-07-26 23:51:03
絶景過ぎます。ほんとに写真ですか。なんか絵画の世界のような・・・
景色が全く違いますね。
ヨーロッパアルプス、すごかです。

エーデルワイスもよかったですね~
お花畑もすごいし、山の上の湖もすごか~

マーモットって山のウエアのメーカーだけど、その名前も生き物がいるんですね~

氷壁を登るのは勘弁ねがいたいですが、こんな散策ならいいですね~
もうこれで終わりですか・・・ 勿体ない~(^_^;)

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>ワル猫さんへ (リーフ)
2012-07-27 00:18:57
ワル猫さん、こんばんは。

まずは北高甲子園、バンザイですよね。
5年前のあの興奮がよみがえります。
今回も勝ち進んでほしいものです。

マーモットは巨大なネズミみたいな動物で可愛らしかったです。
もう少し近くに来てくれればな~と思うのは贅沢ですよね。
あと1回でスイス・アルプスは一旦終わりにしようかなと思っています。
そのうち、ひょっこり出てくるかも~
返信する
すごい!! (マッスル)
2012-07-27 04:36:26
おはようございます

日本アルプスでなく、
ヨーロッパアルプスですか~(仰天)

その美しさ! さすがに 「天山」 でも少しだけ負けますね(笑)

私もめちゃくちゃ行きたくなったので、さっそく宝くじを買いに行きます(うん)

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>マッスルさんへ (リーフ)
2012-07-27 10:30:28
マッスルさん、おはようございます。

アルプスの思い出ばかりに浸ってはいられませんね。
天山もキツネノカミソリも気になってきました。

その前にもう一回スイスの風景を見てくださいね。
返信する
あこがれのスイス (サリー)
2014-01-27 00:30:55
リーフさん
佐賀市在住のサリーです。
以前、このブログを見た時、先を越された~~と思って
1年半。 
今年7月上旬にリーフさんと逆まわりの日程でスイスの山めぐりの予定です。
リーフさんとほぼ同じ時期なのでたくさんのお花にも会えそうでワクワクしています。
予定を組むにあたり、ブログを参考にさせていただきました。 ありがとうございます。
そうそう、米子の水鳥公園で野生化したマーモットが泳いでいるのををみかけました。 なぜあんなところにいるのでしょうね?
返信する
>サリーさんへ (リーフ)
2014-01-28 00:15:02
サリーさん、こんばんは。

コメントありがとうございます。
7月のご旅行が楽しみですね。
リーフもまた行きたいくらいです。
アルプスの景色と花を堪能してきてくださいね。

米子にマーモットが~なぜでしょうね???
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Unknown (Unknown)
2014-01-30 01:20:22
リーフさん
米子のマーモットの謎が解けました!
中国地方ではどこにでもいるようです。戦争中に防寒着の毛皮用として輸入・飼育されていたのが、その後自然に放たれ定着しているのだそうです。
デジブックを公開しています。
よかったらご覧ください。

http://www.digibook.net/d/649483d3b19d82b5a85d8af0688f96ce/?m
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>サリーさんへ (リーフ)
2014-01-30 23:26:46
サリーさん、こんばんは。

マーモットの謎、教えていただいてありがとうございます。
日本で生きるマーモットは、外来生物として悪者扱い
されていなければいいのですが~

デジブック見せていただきました。
素晴らしい作品の数々ですね。
いつかリーフもデジブックに挑戦できたらいいのですが~
返信する
スイスの山歩き (サリー)
2014-08-06 20:56:41
リーフさん、こんばんは。
スイスの山歩きを楽しんできました。
リーフさんとほとんど同じところを歩いてきました。
うちは歩く距離がかなりショートバージョンです(笑)。
すこしだけ、花の時期が早いようでした。
懐かしいスイスの山をご覧いただければ幸いです。

デジブック『 スイスの山を歩く 1 』
http://www.digibook.net/d/af95a97fa05eaa2cb3541052909cd788/?m

デジブック『 スイスの山を歩く 2 』
http://www.digibook.net/d/3185abdb811aa220a3939af2ae9f97de/?m

デジブック『 スイスの山を歩く 3 』
http://www.digibook.net/d/a985e71ba09d822c27d108447a9f96da/?m

返信する
>サリーさんへ (リーフ)
2014-08-06 22:45:22
サリーさん、こんばんは。

デジブック見せていただきました。
きれいな花と景色、写真が美しいですね。

スイスアルプスのトレッキングが昨日のように思い出されます。

デジブックにしてると多くの写真が旅の思い出として、一度に保存できていいですよね。

良い旅をされたようで、よかったですね~





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