![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/c1/b69bf36b3c67e101b7ebcc50e1bad039.jpg)
12月初旬、小石川の「印刷博物館」へ行ってまいりました。
凸版印刷株式会社の博物館です。
佐佐木信綱歌集『新月』の印刷所は
出来て間もない凸版印刷でした。
凸版印刷は創業115年の老舗です。
『新月』語彙の文章を書くにあたって、
疑問点が出てきたので、ここへ来れば解決するかも?
と期待してきました。
まずは腹ごしらえ。
飯田橋まで来るのはお腹が空きます。
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同じ凸版印刷のビルにある「小石川テラス」
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一汁五菜ランチセット。
三菜は選べます。
メインがカレー風味の鶏唐揚げ。
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メインがお魚だとこんな感じ。
他にもいろいろなランチが選べますが、
どれもお野菜が新鮮でおいしそうです。
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ドリンク、2種類あるデザートが
セルフで何度も取りに行けてうれしい。
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お店が広々と明るくて気持ちがいいし、
かなりの御客さんが入っても待つ人がいなくて
ゆっくりしていられてよかったです。
印刷博物館はグーテンベルグの印刷機など、
常設の展示もかなり見応えがあり、
丹念に見ましたが、これが目的で来た
活版印刷体験に参加しました。
「印刷工房」では
木曜から日曜まで3時から6名、
インストラクターの指導で
活版印刷を体験することができます。
このインストラクターが活版印刷を仕事としていた
職人さんだという情報をネットで得たので、
専門家にお話しがうかかえるのではないかと思ったのです。
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黒いオリジナルエプロンを貸してもらい、
金属活字の説明を受けているところ。
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木製の文選箱に活字がぎっしり。
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ノイバラのスペース。
棚にアルファベットの活字がぎっしり詰まっています。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/f0/86f619c3875e6ad1b7f547a167d0ddfc.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/39/fa661ab48a5dfacf85c90926a34e6854.jpg)
こんなふうに棚いっぱいに活字が並んでいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/aa/0764a841927a99a5bcc5b76c6414dddf.jpg)
これはルビの活字。ひと枠に64個のルビが入っています。
右上に見えるインストラクターさんの手と比べると
その細かさがおわかりいただけるのでは・・。
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ルビの字。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/a0/cece8ac6d694e85d7c7ac3d88adebdd5.jpg)
これからこういうのを作るんですよ~という説明。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/1a/105679a6135b8fb8f852c56dc6f6933d.jpg)
これがステッキ。
ここに活字を拾います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/df/067da647b80e8c8b141727074c66c70e.jpg)
活字が拾えました。
ここに左上に見えるスペースと呼ばれる
金属片を差しこんで、文字間を調節し、
右下に見えるインテルという木片で行間を調節します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/18/118790e733169602c6a692fa52e46474.jpg)
これがインテル。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/56/ff5ac4347c0fef82a0f6be299ceeb427.jpg)
活字とスペースが一緒に置いてあります。
アルファベットですと、活字を拾う作業と
文字間、行間の調節を一緒にやってしまいますが、
漢字圏では、この作業は文選と植字に分けられています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/5f/7b6b370372791e7df409077e9045cea9.jpg)
組みあがった版を印刷機にセットしたところ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/72/c670b82edd913d451aa2c5437b46de40.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/3a/3b75520bead214625f5207b262c37078.jpg)
アダナ式小型卓上活版印刷機。
欧米の家庭で使われているそうです。
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なるほど、ADANA。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/28/6895b71a08f1da250ac31e3478de06f1.jpg)
これは円圧式印刷機。
ローラーに紙を付けて版の上を転がす形です。
『新月』を印刷したのも円圧式でしたが、
ローラーが固定され、版の方が動く形だったそうです。
疑問点もすらっと答えていただき、
来た甲斐がありました。
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『新月』の初版を持っていってお見せしたので、
他にもいろいろ見せていただけました。
これが「原稿用紙を刷る版」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/72/9b929c12b177db667798862f42a15975.jpg)
「ゞ」「〱」といった踊り文字。
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旧漢字もあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/31/b3f4f71d742d07c4d00ac00688d4e4b9.jpg)
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楽しかったですにゃ。
飯田橋駅前のツリーです。
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