ELLの足跡

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身勝手な人 サルだって嫌い?!

2013-03-07 | 雑記
 猿も身勝手な振る舞いは嫌い?南米に生息するフサオマキザルに人の行動を見せると、不親切な態度の人を嫌う傾向を示すことを、藤田和生・京都大教授らが6日、科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに発表した。自分の利害と直接結びつかない他者の行動に好き嫌いを感じる心の機能が、人以外の動物にもある証拠としている。
身勝手な人 サルだって嫌い?
 他人の行動を妨害する人を嫌う感情は生後6~10か月の乳児でも確認され、人が生まれつき持つ能力の一つとされている。

京大教授ら実験

藤田教授らは「人と共通の祖先を持つサルにも同様の能力が備わっているのでは」と考えて、実験を行った。容器からおもちゃを出そうとする女性に手伝いを求められた別の女性が
  • 求めに応じて手伝う
  • 顔を背けて拒否する
―――という2通りの行動をフサオマキザルに見せた後、双方の女性が同時に餌を差し出すと、猿がどちらの餌をとって食べるかを観察した。

 大人のサル7匹に対して計72回ずつ実験したところ、女性達が協力し合った場合には、2人から餌を取る割合に差は見られなかったが、協力し合わなかった場合、手伝いを拒否した人から餌を取る割合が目立って低かった。

 餌の受取敬遠 

 藤田教授は「他者の行動に芽生える感情は人とフサオマキザルの共通の祖先がすでに備え、3500万年前に別々の進化を始めた後も保ち続けたのではないか。サル以外の動物も持っている可能性はある」と話す。
 長谷川寿一・東京大教授(動物行動学)の話
「他者の公正性を感情的に値踏みする行動が、人と系統的にかなり離れたフサオマキザルで見られたことは重要だ。人間社会を特徴づける<協力行動>の起源を考える手がかりになるのではないか」

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