昨年の12月だったか・・・知人が誤嚥肺炎によって生死の境をさまよった・・・
誤嚥性肺炎という言葉をその時初めて知ったのだが・・・
それ以後、新聞やテレビのニュースを見ていると誤嚥性肺炎という言葉がよく出てくる・・・
今まで、如何に無関心だったか・・・
今朝もその誤嚥性肺炎に関する記事が出ていたので転載してみます。
~以下、3月29日読売新聞朝刊より抜粋~
医療ルネサンス
肺炎③
の み 込 む 力 低 下 菌 侵 入 |
内視鏡を男性の鼻から喉へ通し、食道と気管の入り口の様子をモニターに映し出して、うまく呑み込めるかどうかを確認する。画像を見つめていた日本歯科大(東京・千代田区)口腔介護・リハビリテーションセンター長の菊谷武さんは「食べ物がうまく飲み込めず、気管に入りかかっています」と表情を曇らせた。
男性は認知症を患っており、介護認定は中程度にあたる要介護3。家族は、かむ習慣を通じて認知症の改善につながることを期待し、普通の食事を希望したが、男性は10日前に食べ物を気管に詰まらせて窒息しかけたばかり。それ以前にも肺炎を何度か繰り返していた。高齢者に多い「
誤嚥性肺炎は、食べ物などを食道に送り込む「
口の中には、さまざまな常在菌が潜んでいる。食べ物と一緒に菌が気管内に入ると、体力の抵抗力が落ちている高齢者は感染しやすい。
何度も繰り返すのも誤嚥性肺炎の特徴だ。脳卒中の後遺症などで、運動機能に障害がある場合は特に注意が必要だ。
治療は、原因として多い肺炎球菌や黄色ブドウ球菌などに効果のある抗菌薬を用いる。脱水症状の緩和や栄養補給のため点滴を行うことが多い。
男性は日頃から、唾液が喉につかえ、声がガラガラしていた。この日の検査でも、ペースト状の
入所前に肺炎を繰り返している高齢者も多い。大半が誤嚥が原因とみられるという。菊谷さんは、福祉施設や在宅療養中の高齢者などの訪問診療を行っている。食べ方の癖や飲み込む能力に合わせて、食べ物の柔らかさや、食べる早さなどを職員や家族に指導し、誤嚥を防ぐためだ。
菊谷さんは「誤嚥性肺炎を防ぐにはまず、きちんと歯磨きをして口の中の細菌の量を減らす。そして、仮に誤嚥をしても肺炎にならないように、しっかり栄養を取って体力をつけることが大切」と強調する。
何時だったか、テレビでもやっていたが誤嚥性肺炎を防ぐ歯磨き方法というか舌磨き方法・・・
歯ブラシの毛先を口の奥の方へ向けて寝かすように置き、舌の奥の方から舌先の方へ軽く撫でるのを数回繰り返す。
この時、軽くやるのがコツらしい・・・これでかなりの確率で誤嚥性肺炎を防げると云っていた。
それ以後、私も舌磨きを実践している。
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