信助さんのオーディオ

いい音で音楽を聴きたい

モノレコードはモノカートリッジで

2010-03-24 09:49:41 | オーディオ
最近、モノカートリッジを手に入れた。これでモノレコードを聴くと凄い。「モノレコードはモノカートリッジで聴きましょう」、なんて言葉を耳にして、DL-102を買って試してみたこともあったが、全く良さが分からなかった。今回のモノカートリッジは全然違った。とにかく凄い音で私のオーディオ人生でも一番の驚きかもしれない。音が飛んでくる、ごついし、柔らかいし、品があるし、部屋中に広がるし、とにかく凄い。ジュリー・ロンドンのJulie is her nameを聞いていたら鳥肌が立ってきた。

モノレコードをモノカートリッジで再生すると、内周でも歪みにくく、安心して聞ける。最初から、レコードはほとんど歪まないように設計されていたのに、ステレオカートリッジを使うようになって、歪むのが当たり前のようになってしまったのだろう。また、これまで気づかなかったが、モノレコードには想像以上に情報が入っている。これまで埋もれていた音に気づかされる。今日、バーニー・ケッセルが鼻歌を歌いながらギターを弾いているように聞こえた。

モノを聞く時は、Yoshii9一本で再生している。音がぼけるので二本は使わない。

どのカートリッジを買ったかは、理由があって書けません。もともと、安く買えるカートリッジだったのに、日本人が買いあさって値段を上げてしまったようだ。あるページで外人がぼやいていた。このカートリッジで商売している日本人も知っている(悪いとは言えないが、ほどほどにして欲しい)。ネットというのはすばらしい情報源なのだが、みんな同じ方向を向いてどっと押し寄せる原因になったりする。私の買ったカートリッジ以上の音質の物も世の中には存在するだろう。ちいさなブログですが、私がここでカートリッジの名前を書いて、値段を引き上げる原因になるのを恐れています。ただ、私がそのカートリッジを知ったのもある人のブログであるわけで、自分がネットの恩恵に与ったのは事実なので、複雑な気分です。そんなに珍しい製品でもなく、日本製ではないです。

私は蝶の撮影も趣味なのですが、ネットに流れる情報が種の絶滅のスピードを速めているように思っています。これについても私がネットの恩恵に与ってきたことは事実。日本の自然、文化、経済などの重要な部分は、グローバライゼーションの波が入り込めないようにしておかないといけないと思っています。