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世界はやがてジャパネスクの時代を迎える(非公式)

タイで首相失職により進出日本企業が危機に曝される可能性

2014-05-15 | 経営・人財・起業

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 【2】IISIA代表・原田武夫からの〈メッセージ〉:「今日の焦点!」
   ~これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢の
    ツボが分かる~
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⇒“今日の焦点”はズバリ:

 「タイで首相失職により進出日本企業が危機に曝される可能性」です。


⇒その理由は……:

 ─グローバル化には2種類があります。
  そのことは余り知られていません。

 ─ 一つは「日本から出ていく」という意味でのグローバル化です。
  言葉も風習も違う異国の地に乗り込んでいきます。
  
 ─それに対してもう一つは「日本に引き込む」ものです。
  外国人たちに日本へ訪れてもらうわけです。

 ─後者がグローバル化と考えるのはおかしいと思われるかもしれません。
  しかし現にそうしたフェーズはこれまで何度もあったのです。

 ─それは特に我が国「以外」が全て崩落した時です。
  そうした「崩落」により逃げ場所を失った者たちが大勢やってきます。

 ─我が国はそうした者たちを歓待し、社会に受け入れたのです。
  その結果、我が国のすべてが一段上へと上がっていきました。

 ─実はこれこそが我が国特有の「グローバル化」なのです。
  その伝統を忘れてしまっているところに最大の問題があります。

タイでインラック首相が失職しました。
政権崩壊により、政情不安となる危機が迫っています。

「このまま何も変わらない」
「繁栄する東南アジアに積極進出すべきだ」

そんな声がこれまでずっと続いてきました。
そして事実、多くの日本企業がそこに根を下ろし利益を得てきました。

しかしその甘いひと時は終わったというわけなのです。
これからは動乱の時代が東南アジアに訪れます。

そのような中で「丸腰」である我が国の企業がどのような目にあうのかは
火を見るより明らかです。「その時」に向けた備えなどしていないからです。

そうした煉獄にも近い状況の中で考えなければならないこと。

それは「日本のグローバル化とは“引き込むこと”だ」ということです。

それに気づいた個人・組織・企業が・・・これからの“勝ち組”なのです。

 

(メールマガジン 2014年5月9日号 より)

http://archive.mag2.com/0000228369/index.html



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