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【2】IISIA代表・原田武夫からの〈メッセージ〉:「今日の焦点!」
~これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢の
ツボが分かる~
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⇒“今日の焦点”はズバリ:
「タイで首相失職により進出日本企業が危機に曝される可能性」です。
⇒その理由は……:
─グローバル化には2種類があります。
そのことは余り知られていません。
─ 一つは「日本から出ていく」という意味でのグローバル化です。
言葉も風習も違う異国の地に乗り込んでいきます。
─それに対してもう一つは「日本に引き込む」ものです。
外国人たちに日本へ訪れてもらうわけです。
─後者がグローバル化と考えるのはおかしいと思われるかもしれません。
しかし現にそうしたフェーズはこれまで何度もあったのです。
─それは特に我が国「以外」が全て崩落した時です。
そうした「崩落」により逃げ場所を失った者たちが大勢やってきます。
─我が国はそうした者たちを歓待し、社会に受け入れたのです。
その結果、我が国のすべてが一段上へと上がっていきました。
─実はこれこそが我が国特有の「グローバル化」なのです。
その伝統を忘れてしまっているところに最大の問題があります。
タイでインラック首相が失職しました。
政権崩壊により、政情不安となる危機が迫っています。
「このまま何も変わらない」
「繁栄する東南アジアに積極進出すべきだ」
そんな声がこれまでずっと続いてきました。
そして事実、多くの日本企業がそこに根を下ろし利益を得てきました。
しかしその甘いひと時は終わったというわけなのです。
これからは動乱の時代が東南アジアに訪れます。
そのような中で「丸腰」である我が国の企業がどのような目にあうのかは
火を見るより明らかです。「その時」に向けた備えなどしていないからです。
そうした煉獄にも近い状況の中で考えなければならないこと。
それは「日本のグローバル化とは“引き込むこと”だ」ということです。
それに気づいた個人・組織・企業が・・・これからの“勝ち組”なのです。
(メールマガジン 2014年5月9日号 より)
http://archive.mag2.com/0000228369/index.html
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