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●「今日の言葉」
~不安な時代だからこそ「覇術」ではなく「王道」を語る珠玉の言葉を~
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“ほとんどの場合、ストレスを起こすのは、その状況それ自体ではなく、
私達がその状況をどう認識するかによります”
“ということは、私達は自分の反応の仕方に対して、自分が思っている以上に
影響力を持っているということです”
(ピーター・ラッセル『ホワイトホール・イン・タイム』(地湧社)より抜粋)
……IISIA代表・原田武夫のコメント:
─経営者という視点で一時期、非常に考えあぐねた問題がある。
あくまでも一般論であるが、「うつ病」が蔓延している現実についてだ。
─経営者仲間で会うと、大抵この話になる。
とにかく「雇われる側」においてストレス耐性が低すぎるのだ。
─仕事とは、付加価値を生む作業である。
そうである以上、まずは自らに「負荷」を当然かけることになる。
─「負荷」をかけるからこそ、復元力の原則で価値が「付加」されるので
ある。このことがまず大原則だ。
─ところが最近はというと、この「負荷」そのものを忌み嫌う人が余りにも
多すぎる。そして素の自分がそのまま価値だと信じ込んでいる。
─これはいってみればシンデレラ症候群とでもいうべきものだ。
元来在る自分、それが最初から価値だというわけである。
─だが残念ながらそれは事実ではない。
人間、自営や経営者にならない限り、型にはまる努力が仕事なのだから。
「うつ病」の蔓延を見ていると実に残念に思う。
認識をちょっとだけ自分で変えれば改善出来るはずだからだ。
目標を設定し、それに向けて無限の手段の中から手段を選ぶ。
そして昼夜を徹してそれに没頭する。
仕事とはただそれだけのことだ。
そして投入した力の分だけ、成果物も自分だけのものとなる。
いい加減にやって、「自分は変わりたくない」とのたまう。
それでいながら「成果物は下さい」と手を出すことなど許されないのだ。
しかしそうした精神的なプロセスそのものが無理だと言う。
ならば自分でまずはやってみなさい、その自分が立っている場所から。
言い訳の出来ないところにまずは自分を追い込まねば。
社会のせい、親のせい、会社のせいと言っていられない場所だ。
そこから自分自身との格闘が始まるのだ。
そしてだからこそ、前に進んだ分だけ果実を得られるのだ。
仕事とはそういうもの。
だから楽しい、だから生きていることに意味がある。
私は……率直にいって、そう思う。
(メールマガジン 2012年11月27日号 より)
http://archive.mag2.com/0000228369/index.html
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