7月16日から3日間の試験焼却が始まりました。4日から12日までは空焚きをして実際の装置の作動具合を確認しています。16日からは100ベクレルの牧草をベースに、4000~6000ベクレルの稲わらを10%入れて徐々に焼却時間を延ばしていくというものです。
16日(2時間焼却)に比べて17日(5~6時間焼却)があきらかに値が高くなっています。それもHEPA出口の値が思った以上に高い。18日はフル稼働の7~8時間運転の状態にするとのことですが、考えるだけで息苦しくなりそうです。
焼却炉から1.5キロ余りに住む私に、女性の友人、知人は皆避難を強く勧めてくれます。特に脱原発に強くこだわっている人ほどその傾向が強いです。生命を産み育てる役割を負った女性ならではの感性と危機感、使命感の表れだと思います。つい先日も、子供を連れて海外へ避難した関東の方から家を提供して下さるとのお申し出がありました。一方男性は99.9%避難を勧める人はいません。むしろここに残って運動を続けるようにと仰います。それもまた子孫にツケを残さないためであり、覚悟を伴いますが理解し共感しているつもりです。
明日18日は一般公開が予定されています。明日は雨だそうですが、何と副大臣までお出でになるとか。NHK福島放送「はまなかあいづ」でも特集を組むらしいですよ。ツイッターでもすごい大騒ぎになっています。
お出でになる際は皆様どうぞマスクをお忘れなく。
それにしても、試験焼却に副大臣が登場する一大事になろうとは。
秘密裏に建設して、さっさと焼却灰埋立てて撤退してしまおうと考えていた環境省は、このような騒ぎになることはまさに『想定外』だったでしょう。子供の火遊びが火事になったような惨事に、張本人達の大慌てぶりが目に浮かぶようです。その火の粉は今、本人達の身に降り掛かろうとしています。