先日、ひと目で「あっ、健康診断だ!」とわかる
原色で黄色いA4版の封筒が
協会けんぽ(全国健康保険協会)から会社に届きました。
1年に1度の健康診断の季節です。
憂鬱になる人、どうやって逃れようかと計画する人。
一方、現状を知るいい機会だと進んで受ける人もいるでしょう。
いったい、その差はなんでしょうか。
月並みではありますが、企業も健全でありつづけるためには、
人間と同じように健康診断が必要です。
企業の健康診断でもっとも基本となるのは、やはり毎月の月次決算です。
タイムリーな経理を行い、適正にチェック(監査)、分析をします。
貴方は、人間の健康診断と同じように、
経理をするのが面倒くさい、どうせ赤字だからいいや。
と、後回しにしたり、逃げる口実を考えていませんか。
企業の経営は勉強でないので、分析が目的ではありません。
分析は、あくまで診断結果。
診断結果に基づく、アドバイス、その後の健康管理が目的であり、
ときには手術が必要になることもあります。
そして、それは、専門技術に卓越し、
かつ、いろんな角度からの総合的な見地がなければいけません。
具体的に言うと、税務、財務はもちろん、
金融機関、労務、保険、相続遺言、M&A、事業承継、不動産など。
病院で例えるなら総合病院に求められるものと同じでしょうか。
幅広い分野に精通した知識やネットワーク、経験があるかないかにより、
企業の経営に与える影響の違いは計り知れません。
難しいことを書き並べてしまいましたが、
お伝えしたいことはシンプルです。
どんな大きな企業でも永遠に健康でありつづけることはありません。
大きな病になる前に気付いて欲しいのです。
だからこそ、
健康診断を「現状を知るいい機会だと進んで受ける企業」でいてほしいのです。
万が一、手術が必要になったときにも、妥協のない体勢で立ち向かって欲しいのです。
もし、貴方が、身近な税理士には気軽に相談できるけど、
さらに他の専門家の意見や情報、アドバイスが聞いてみたい。
ということがあれば、ぜひ「セカンドオピニオン」も考えてみてください。
私たちは、お客様が、タイムリーに気付き、継続し、発展するために、
気軽に相談できるホームドクターであり、かつ、
専門性、総合性をもった総合病院のように、
お役に立てる税理士法人として存在し続けたいと考えています。
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