税理士の戯言

大阪市中央区の税理士法人代表ブログです

魅力のない国?

2008年03月29日 | コラム

  石油、ガソリンの暫定税率切れが目前に迫ってきました。
おそらく、今の国会の状況では、4月1日に租税特別措置法(時限立法)は、
一度、失効してしまうでしょう。

 正確な数字は忘れましたが、2.6兆円ほどの穴(税収不足)があきます。
再度、1ヶ月後か2ヶ月後に法案を通すのか、
国債(将来の借金、つけ)でまかなうのか…
 
 2兆円はとても大きな数字ですが、福田さんが総理に就任した半年で、
日本の株式市場は、日経平均で何千円も下げ、
時価総額で失った金額は100兆円を越えます。

 勿論、外国人のシェアは高いですが、
2兆円とは桁違いの財産が失われたわけです。

 確かに、他国のサブプライムローンの影響を受けたのでしょうが、
当事者である米国は、2007年の1年間に限れば、ダウ平均はトントンくらいです。

 世界の先進国で一番下げているのは、日本市場です。
小泉前首相が経済通であったとは、決して思えませんが、
規制緩和をしていくというメッセージは分かりやすかったのかもしれません。
(ちなみに税理士法改正で、広告の解禁、顧問料の規制が撤廃されました。)

 実際にはそんなに単純ではないですが、
株式の利益(キャピタルゲイン)が100兆円あれば、
税率10%として10兆円の税収があります。
 
 年明け後、さすがに景況感は悪化していますが、
大企業に関して言えば、20年3月決算は、決してそんなに悪くはありません。

 日銀総裁も決まらない、規制緩和も進まない。
海外の投資家から見てこの国は魅力がないようです…






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