メール大作戦

2006年06月10日 | Weblog
無駄とは知りつつ・・・・

以下のメールをTBSに送りました。

拝啓 筑紫哲也様
   ニュース23スタッフのみな様
   報道特集スタッフのみな様

普段から、貴社のニュース23や報道特集を興味深く拝見させていただいています。
さて、オウム真理教による地下鉄サリン事件とそれに伴い麻原彰晃をはじめとした教団幹部が逮捕されてから、早いもので10年以上の月日が経ちました。多数の方が犠牲になり、また事件に巻き込まれ、現在でも治療を続けている方や、家族を亡くし、苦しんでいる遺族がおられると思うと心が痛みます。私は当時、TBSをはじめとした、マスコミ各社の精力的な報道により、教団のいかがわしさや恐ろしさ、非人間性を知りました。また、多くの優秀なはずの若者でもマインドコントロールによって大罪を犯してしまう人間の弱さなどについても考えさせられました。
また、オウム真理教事件の一連の過程の中で、当時のTBSの社員の一人がオウム幹部に取材テープを見せてしまうという残念な事案があったことも記憶しています。その過程を検証した番組の中で筑紫哲也様は「TBSは死んだ」という辛辣な言葉をカメラの前で吐露されました。結果的にカルト教団に報道機関が協力してしまったことの反省の深さを、そこに私は感じました。

さて、マスコミ各社の最近の世論調査によると安倍晋三現内閣官房長官が次期首相候補として、抜群の人気を誇っておられます。しかしながら、安倍氏は最近、<青春を返せ訴訟>でも有名なカルト教団の一つ、統一協会の合同結婚式になんと、祝辞を寄せられたそうです。確か、桜田淳子さんなどのタレントの方が統一協会の信者になり、合同結婚式に参加した時は、TBSをはじめとしたテレビ各局はワイドショーなどでも、頻繁に取り上げ、教団に批判的だったことを記憶しています。TBSはオウム事件の反省の上に立って、世間に害をなすカルト教団に結果的に協力するようなことはよもや、二度とされないと信じています。でありますから、安倍晋三氏が、カルト教団、統一協会の合同結婚式に祝辞を寄せられたことは日本国の政治家として大問題であると、必ずや、報道して下さると思います。タレントの方はまだしも、また個人には信教の自由があるとは言え、このようなカルト教団と次期首相候補№1と言われる方が昵懇の中であることを報道することは、マスメディアには、事実を国民に知らせる義務があるという観点からも必須であると思われますが、如何でしょうか。TBSが二度死なないことを切に、視聴者の一人として願っております。突然のメール失礼いたしました。

news23@best.tbs.co.jp