我 老境に入れり

日々の出来事をエッセイと写真でつづる

三十槌(みそつち)の氷柱

2023-02-10 17:46:22 | 写真 及び絵画

秩父に氷柱(氷瀑)を見に行った、

例によって時間を持て余す4Gこと4人の爺様、

クニG(爺)の車に乗り合わせて

俺の運転で9時に出発、

目的地は有っても無くてもいいようなものだが

一応2人が氷瀑を見たことがないというから

秩父の三十槌の氷柱に決めた、

途中秩父華厳の滝も見たことがないと言うので

まずそちらに寄った、

本家には及ばないがきれいな滝だ、

ユリの咲く時期には流れ落ちる滝の傍らに

ヤマユリが花を添える、

それはそれは癒される景観だ、

秩父は関東平野西の端に位置する

四方を山に囲まれた盆地である、

東側以外どこから行っても山越えとなる、

それ故に独自の文化が根付いている、

札所然り、

夜祭然り、

私は折に触れて札所巡りに訪れる、

ほんの少しの信仰心と写真撮影が主目的、

34か所の札所が花をメインに

趣向を凝らして迎えてくれる、

 

氷柱は秩父の奥深く甲州寄りだ、

三峰神社のおひざ元とでも言おうか、

山道を10キロほど登れば三峰神社もある、

氷柱は荒川沿いの険しい崖に現れる、

自然現象ではあるが駐車料も入園料も徴収される、

それでも一見の価値はある、

観光客を失望させないためか

最近は水を撒いてつららを大きくしてるらしい、

いささか興ざめだ、

1時間ほど写真を撮って次の場所に向かった、

ランチタイムを過ぎていたので

道沿いの蕎麦屋に寄った、

秩父は盆地で冬は底冷えするので

そばの産地としても有名である。