我 老境に入れり

日々の出来事をエッセイと写真でつづる

日溜り集落

2023-02-05 17:00:06 | ノンジャンル

カカ様が富岡の整骨院に行くと言うので

アッシー君を引き受けた、

富岡はわが家から20キロほど離れた隣町、

予約制だから待たされることもない、

40分ほどの施術を受けて帰り

好天に誘われてどこか見知らぬ道を

走りたくなってわき道に入った、

そこは関東平野の北西部に位置した妙義山の麓だ、

妙義山は危険な岩山で標高は1,100メートルある、

その手前一帯には標高100メートルにも満たない

小山の連なりが縦横に続いている、

小山と小山の間には幅の狭い平坦部が有り

集落が有り道がある、

山に囲まれた集落の一本道に降り注ぐ太陽は

見るからに日溜り感が有り郷愁を誘う、

田舎の匂いそのものだ、

田舎に似合わぬ朱塗りの建物があった、

車を停めて写真を撮った、

脇の看板には

「厄除け、開運、大日尊」と書いてある、

集落の守護神であろう、

カカ様と二人

お賽銭も上げずに拝礼した。