我 老境に入れり

日々の出来事をエッセイと写真でつづる

床もみじ

2023-11-26 04:37:59 | 写真 及び絵画

床もみじ

とはシンプルなネーミング、

床に紅葉が写った景色のことであるが

これが一大観光地になっている、

場所は群馬県桐生市、

寺の名前は 宝徳寺と言う名の禅寺である、

ここ数年マスコミばかりかネットでも評判を呼び

外国人の観光客も少なくないそうだ、

11月25日(土曜日)

買ったばかりの連れ合いの車に彼女を乗せて出かけた、

ナビは付いてない、

スマホで❝床もみじ❞を検索すれば出る

と聞いていたのでスマホのナビに従った、

なるほど便利なものだ、

多少遠回りにはなったが1時間半ほどで到着、

閑静な山間の住宅街、

駐車場は満杯で離れたところから

シャトルバスが運行されていた、

山門の前はぞろぞろの観光客、

入園料:1,200円、

床もみじを一目見て

これならその価値はあると思った、

他にも和傘を使って紅葉を一層カラフルに

際立たせていた、

久しぶりに観光地を訪れた気分を味わった。


武甲山

2023-11-21 04:45:47 | ゴルフ及び山歩き、他スポーツ

                                       生川登山口、一の鳥居

一昨日(11月19日)

秩父の名峰 武甲山に登った、

前日山友のOさんと約束を交わして2人で出かけた、

俺の行動は相も変わらず気まぐれ、

気分次第、

この時期天気がいいと出かけたくなる、

遠くへ出かける程の準備はしていないので

秩父辺りと決めて7時出発、

8時には秩父の隣りにある「あしがくぼ」道の駅(?)に着いた、

当初は都内を一望できる山として伊豆が岳を目指したが

場所を詳しく調べてこなかったので不安になり

急遽武甲山に変更した、

武甲山は6年ほど前に登って以来2回目、

国道299号線の生川(うぶかわ)交差点を

秩父方面からは右折する、

すぐにセメント工場の構内かと思わせるような

道を20分ほど直進する、

登山口となる一の鳥居の付近には駐車場が有り

標高はすでに510メートル程、

日曜日と言う事もあり満杯で停められず

手前の道路わきに留めた、

さすがに首都圏からも近くて人気の山だ、

老いも若きも様々なグループが支度に余念がない、

9時出発、

暫くは沢沿いの登山道を行く、

道は東斜面で全行程ヒノキ林に覆われて暗い、

2時間半ほどの所要時間でお社(やしろ)のある頂上に到着、

あ案内板に記された所要時間で登れたことに

二人して大いに喜んだ、

残念ながら展望は北側と西は半分程度、

日光方面から浅間山方面だけだ、

10メートルほど離れた足元は削られて

岩肌がむき出し、

金網が張られて近づけない、

秩父の街並みが眼下に広がる、

日光連山、

谷川連峰、

草津白根の山々は霞に煙って

薄くぼんやりとしか見えない、

暫し眺望を楽しんでから弁当を広げた。

                武甲山頂上 

              山頂から赤城山方面  


花遊び(白菊)

2023-11-17 06:26:14 | 花 及び植物

            器の白菊

         鉢植えの白菊

 

菊の花真っ盛り、

通りを歩けば赤や黄色、白色の菊を目にする、

菊は日本の秋を象徴する花だと思う、

古来から愛されて花を使った人形まで作られている、

わが家の鉢植えの白菊も開花した、

蕾の時に余分なツボミは撤去して一輪咲きにした、

純白の花は複数あるより一輪だけの方が目を引く、

複数ある白菊の鉢植えはすべて一輪咲にした、

昨年から白菊の鉢植えを栽培しているが

昨年の方が葉っぱがきれいに揃って

背丈も鉢とのバランスが良くて

美しく見えた、

上の二枚の写真で

一枚目は切り花にして開花した写真、

器に挿したときはまだ固いツボミだった、

根の付いた花に比べて遜色ないほど

奇麗な花に育っている、

菊の蕾は切り花にしても充分育つことを知った。


気まぐれ散歩

2023-11-11 11:28:10 | 老いの暮し

5時半ごろ目が覚めた、

さて

起きようかどうしようかと暫く逡巡した、

布団に入ったまま本を読むのも悪くない、

読み疲れればそのまままた寝てもいい、

そんなことをあれこれ思いながら

カーテンを開けると東の空に薄い筋雲が流れ

その雲が赤みを帯びはじめていた、

奇麗な朝焼けになりそうだったので

ウインドブレーカーに着替えて

散歩に出かけた、

案の定

土手を歩き始めたら瞬く間に空が

茜色に染まってきた、

シャッターチャンスとばかりにスマホで写真を撮った、

いつまでも気温の下がらなかった今年の夏も

さすがに11月の中旬に入った今日この頃

北から吹き付ける風は

手袋が欲しくなるほどに冷たくなってきた、

何時にも益して強い風が吹くのでフードを被って歩いた、

最近は体調がいいので

散歩することが多くなった、

いつもより歩く距離を伸ばそうと川を越えて

隣町(玉村)方面に歩を進めた、

当てもない散歩だ、

土手から神社の鳥居が見えたのでそちらに向かった、

「角淵八幡宮」と言う額片、

始めて足を踏み入れる境内だ、

社殿は小ぶりだが歴史の有りそうな神社、

わが家から川を隔てて直線距離で1キロ程、

こんな立派な神社があろうとは!!!

広い境内には歴史を偲ばせる様々な石碑、

巨大な欅の木、

風に吹かれて欅の枯れ葉が落ちてきた。

                角淵八幡宮


「お袋さん」

2023-11-09 20:39:37 | 老いの暮し

               朝の湖面(印旛沼)

朝かかりつけのN医院に電話を入れて

予約を取った、

逆流性胃炎と前立腺肥大の薬が無くなったので

薬だけでも貰いたかった、

だが薬だけ出すという訳にもいかないらしい、

尿カップを渡されて尿を取り

下腹部をさらけ出しエコー診断も受けた結果

看護婦さんに❝残尿なし❞と告げられた、

これが医学的にどういうことを意味するかは

不明だが前立腺にたいした問題はない

と言う意味に理解した、

そこから女医さんに代わって

逆流性胃炎はどう~

前立腺肥大はどう~

のやり取りのあと

女医さん唐突に

❝今日もこれからスナックに歌いに行くんかい ?❞

と上州の女(おんな)弁的な言い方で聞いてきた、

頷くと

❝どんな歌うたうの❞ と言うので

❝森進一❞ と答えると

❝ あうあう あなたの声は森進一に合う❞

❝森進一の何を歌うつもり❞ と聞くので

❝お袋さん❞ と答えると

❝一度聞いてみたい❞ と言う、

そばで看護婦さんまで頷いているので

俺のテンションは上がるばかり、

おまけに女医さん机の上のメモ帳に

森進一の名と「お袋さん」の題名を

走り書きしたのを見て

これは次回来た時に話の繋ぎの資料にでも

するつもりなのかなあと思ったら

急に親近感が湧いてきて

❝これは一度カラオケに誘わねばならない❞

などとあらぬ心配が頭を過った。