我 老境に入れり

日々の出来事をエッセイと写真でつづる

信濃の三重塔巡り

2024-07-17 14:48:42 | 写真 及び絵画

梅雨のさなか

天気がはっきりしないのは仕方のない事、

10日後に入院して抗がん剤の

点滴を受けなければならない友人Kさん、

頻りに俺をドライブを誘う、

7月16日(火曜日)

上田市周辺の三重塔を写真に収めたい

思いを前から抱いていたので出かけた、

10時過ぎに

上信道藤岡インターから高速に乗り

上田菅平のインターで下りた、

目指すは信濃国分寺の三重塔、

敷地内に隣り合わせて蓮田も有り

ピーク時を過ぎたハスを撮影する

観光客が見受けられた、

三重塔にも益して立派だと思えたのが

本堂(?)の建物、

信濃の国の豊かさを象徴するかのように

威風堂々の言葉が似合う建物であった、

1時間ほどの撮影と参拝で

次の撮影場所に移動、

 

別所温泉方向に向かって30分ほどの 

前山寺

ここも立派な寺だ、

正確に敷き詰められた敷石の参道脇には

寺の古さを物語るかのように巨木が、

門を潜った受付には人はおらず

お賽銭箱のような箱が置かれて

200円の立て札が立っていた、

私は小銭の持ち合わせがなくて

呼び鈴を押して来てもらった、

❝境内で山ユリが咲き始めました❞

と教えてくれた、

異様に私はユリが好きで

この花に反応する、

雨に濡れて首を垂れたヤマユリを

幾つもカメラに収めた、

 

次は別所温泉の領域にある

安楽寺(国宝)

登りの石段がきつい、

山の斜面の一角を切り開いて

八角4層の三重塔、

一番下の屋根は庇(ひさし)に相当する

裳腰(もこし)で1階とは数えないそうだ、

 

次の目的地は佐久市、

新海三社神社

30キロ程引き返す方向になって

1時間近くかかるので

中華料理屋さんで遅い昼食にした、

加えて折角の名湯別所温泉に来てる、

温泉に入らないで帰るのはもったいない、

近くの日帰り温泉「あいぞめの湯」を

教えてもらって入った、

ほのかな温泉の匂いも気持ちいい、

信州の佐久、小諸、上田近辺は

数限りなく来ているが地理が頭に残らない、

特定の縁のあるものがないので

忘れないうちに来ると言う事がないからだ、

別所温泉から佐久までの道のりを

車で走った経験はあるのに長く感じた、

新海三社神社は

人里離れた山の裾野にあった、

境内には人の住んでいる気配は無かった、

参道脇や境内あちこちに

幹回り10メートルは有ろうかと言うような

巨木が立っていた、

ここでの撮影を終えて

信濃三重塔巡り旅を締めくくった。


波紋

2024-07-16 02:15:16 | 写真 及び絵画

過去に撮ったデジカメのアルバムを開くと

興味を惹かれる映像が色々とある、

撮っても整理もせずに仕舞いっぱなしの

写真の多い事、

上の写真もその一つ、

アルバム名は「中禅寺湖の波紋」と書かれている、

殆ど内容など覚えてなかったので開いてみた、

開いて思い出した、

4年前の夏

山友Oさん、Tさんと3人で

日光白根山に登ろうと出かけた、

あいにく深い霧交じりの雨で麓のロープウエイが

運休で登れなかった、

ならば場所を変えて中禅寺湖の外輪山ともいうべき

社山(しゃざん)に行ってみようと言う事になった、

関東一円の名だたる山は登り尽くしたと豪語する

2人から即座の提案故に異論の余地はない、

白根山の登山口からは金精峠を下って

中禅寺湖を半周したところに登山口はあると言う、

距離にして10キロ程、

所要時間20分だ、

中禅寺湖のほとりの駐車場に車を停めて

9時頃には歩き始めたと思う、

途中には観光名所にもなっている

イギリスやイタリヤ大使館の旧別荘もある、

中の見学も無料でできる、

そこを通り越して森の中を歩くこと

2時間ほどで展望の開けた岩場に出た、

標高は1,500メートル程であろう、

中禅寺湖の湖面が眼下に見えた、

波紋を描いて遊覧船やモーターボートが

航行するのが良く見えた、

飽くことなく波紋を眺めていたのを

昨日のように思い出す、

その山友 Tさんは

昨年あの世に行ってしまった、

近々 Oさんに 

Tさんを偲んで一緒に登った山へ

追悼の登山を提案しよう。


余韻

2024-07-15 05:06:56 | ゴルフ及び山歩き、他スポーツ

昨日(7月14日)ゴルフに行った、

梅雨のさなかで今にも降り出してきそうな

空模様ではあったが定例のコンペ、

しかも先月は2つのコンペが雨で流れたので

久しぶりのゴルフだ、

コースは太平洋クラブ、

8時49分のスタートではあったが

予定より早めになった、

空模様が危ぶまれてキャンセルが出たのであろう、

参加者は10名、

過去最少、

いつものゴルフ仲間 Nさん、イラン人のハミちゃん、

3名でスタートした、

1番ホール

ティーショットを左に曲げてつまずく

ハミちゃんを尻目にNさんと俺は堅調にパー発進、

2番ホール

2打目をバンカーに入れて3打目のバンカーショットは

大きくグリーンをオーバーした、

パットも決まらずバブルスコアーの8打、

早くもお決まりのパターンに嵌ったかと

不安が脳裏をよぎる、

3番ホール パー5

予想に反して3打オンして2パットの パー、

4番ホール ボギー5打

5番ホール ボギー6打

圧巻は6,7,8番の3ホール連続パー、

9番ホール ボギー(5打)にした、

前半はトータル43打は上出来、

 

昼食を終えて後半に入っても

みんなの期待を裏切った予想外の展開が続く、

しとしと雨に代わっていたのでカッパを着用、

10番ホール ボギー はまずまず、

11番ホール パー:3

1オンして2パット パー

12,13番ホール 連続ボギー

14番ホール パー:4

左にドッグレッグしたホール

2オンに成功して2パット パー

15番ホール

距離の短いパー:4ホールだが ボギーにしたが

終盤の16,17,19番ホールは圧巻だった、

16番ホール

パー:3 グリーンをわずかに外したが

外からの寄せ二世こうしてパー、

17番ホール

3打目を1パット圏内に寄せて

オッケー パー

18番ホール

パー:5で 3打オンに成功して

2パットのパー、

後半トータル:40打、

 

終わってみれば83打で 

参加者10名中のベストスコアー、

スコアーの良かった時は

スコアーカードを眺めながら

ホールごとの1打1打を振り返って

余韻を楽しみ幸福感を味わっている。


オニユリ

2024-07-13 10:27:25 | 花 及び植物

カカ様の❝ご飯だよう❞の声を聞いて

草取りを中断して庭にある流し台に向かった、

洗うべき腕をふと見ると肘関節付近が

赤く染まっている、

視野の定まらない目には一瞬

血に見えた、

だが花粉だった、

❝あれ こんな花粉を持つ花が有ったっけ?❞

と振り返ってみるとプランターで成長した

オニユリが一輪

茎が倒れ掛かるような状態で咲いていた、

知らぬ間にこれに触れたに違いない、

添え木して真っすぐ立てようかと思ったが

脳裏を過ったのは

真っすぐ立ったオニユリより

斜めに咲いたオニユリの方が

オニユリらしい気がしてやめた。

そこで一句

 

❝小オニユリ 倒れ掛かって 咲きにけり❞

 

あるがままに。


手ほどき

2024-07-13 10:01:32 | ゴルフ及び山歩き、他スポーツ

          美しい木立の中の ノーザン赤城ゴルフ場

 

家族ぐるみの付き合いをしてる

知り合いの息子にゴルフの

手ほどきをすることになった、

月一ではとても上達など望めないが

それも仕方のない事、

なにしろう

彼は2時間近くかけてわが家まで来る、

俺が手ほどきに適しているかどうかは

神のみぞ知るだ、

だがゴルフは40年近くやっているので

初心者に教えるくらいのことは出来る

と思って引き受けた、

10時頃行きつけの練習場に彼を伴って行った、

雨の降りそうな空模様で幾分涼しかった、

2階に打席を確保して

ストレッチ体操から始めた、

クラブの握り方に始まり

スイングの仕方、

その際の注意点を自分でやりながら

説明する、

何のスポーツでも同じと思うが

設計図の無いスポーツにおいては

設計図に代わるものとして

イメージが大変重要になってくる、

スイングフォームのイメージが

脳裏になければ

毎回違うスイングになって

どこがいいのか悪いのか

全く分からない、

これでは進歩は望めない、

そういう意味ではプロの競技を

見て学ぶ事も重要だと説いた、

あまり細かいことまで言うと

混乱してしまうので

自分は別の打席で自分の練習をしながら

時々アドバイスを入れた、

2時間ほどの練習で彼も自分も

汗だくになった。