我 老境に入れり

日々の出来事をエッセイと写真でつづる

帰省旅、第三話(松江市~山口市)

2023-03-31 14:55:02 | 老いの暮し

この日(3月21日)は朝から雨模様、

傘をさしての松江城観光となった、

車を停めて橋を渡ると砂利の敷き詰められた

広場の正面に高さ10メートルほどの壮大な

石垣が目に飛び込んでくる、

右手上方向に大樹に半分遮られて天守閣が見えた、

この城の見ものに石垣がある、

曲線を描く石垣は美しい、

防御の要をなす石垣は壮大であり

且つ美術的であることに驚かされる、

思わずカメラを向けたくなる美しさだ、

つづら折りの坂を上って行く、

天守閣のたつ広場は桜祭りでもやるのか

梵天が立ち並ぶ、

早咲きのピンクの桜が黒色基調の天守閣に色を添える、

城内部の木質感は彦根城と変わらない、

最上階からの眺も抜群だ、

稚拙な表現でもどかしさを感じてしまう、

もう一つ松江城と聞いて頭を過るのが不昧公、

松江藩中興の祖と称される7代藩主松平治郷である、

大名茶人としても知られて風流人で

興味を感じてはいるが全く未知の人、

いずれその人となりに分け入ってみたいと思っている、

 

10時頃城を後にして江島大橋に向かう、

映像で見る垂直に登っていくかのような

通称べた踏み坂だ、

    (シェアー画像)

宍道湖と繋がる中海の中に浮かぶ二つの島

大根島と江島を結ぶのが江島大橋、

松江市内から田舎道を走ること小一時間、

見た限りそれほどの勾配を感じない、

これはやっぱり映像でしか表現できない、

真正面の画像では遠近感を表現できない

その錯角のなせる業だ、

画像的には面白いがその撮影ポイントを

確認しなかったので借用した画像のような迫力ある

映像は撮れなかった、

代わりに中海に浮かぶ小さな小島が

霧に煙った背景をバックにいい塩梅だ、

1時間ほどで切り上げて今夜の宿泊地

山口市に向かう、

山陰高速道の看板はあるが道は途切れ途切れ、

有料区間有り、

無料区間有り、

昔ながらの漁村の家並みを縫うように走る

一般道区間有り、

変化に富んで楽しい、

松江から5時間ほどかかって山口市に到着、

ホテルは東横イン新山口駅新幹線口、

一帯は新幹線開通に合わせて開発途上にある地域、

駅構内のセブンイレブンで弁当を買って

夕食にした。

 

 


帰省旅、第二話(彦根~松江)

2023-03-29 20:56:01 | 老いの暮し

ホテルでバイキングの朝食を済ませて8時に出かけた、

彦根城は8時半開門と聞いていた、

二の丸駐車場の料金は高い、

入場料が800円なのに駐車料は1,000円だ、

いったいどんな基準なんだろう?

同居人はお城が高台に有るので登れないから

下で待っていると入園の気は全く無い、

けっこう厳しい坂道を登っていく、

石垣には厚い苔が張り付くように生えていた、

門構えからして昨日の犬山城と比べて

格段に大きくて重々しい、

そこで犬山城の成瀬家(35,000石)と

彦根城の井伊家(300,000石)の石高を

比較すると10倍の差があることが分かった、

城の規模の違いは 

宜(むべ)なるかな である、

桜の開花に1週間ほど早かったが

幸いなことに開花している木もあり

桜を入れて様々に写真を撮った、

天守閣に登った、

こちらの城も国宝である、

作られた当時のままなので室内は薄暗くて

木材の材質感が昔を偲ばせる、

2時間ほどで切り上げて城を後にした、

次の目的地は琵琶湖大橋を渡ること、

琵琶湖の東岸に沿って2時間程走る、

橋を渡って西岸の橋のたもとに道の駅が有り寄った、

琵琶湖大橋の写真も撮った、

琵琶湖西岸は京都に近いせいか住宅街が連なり

バイパスが整備されている、

京都東インターから再び高速に乗った、

2時頃だったろう、

ひたすら西へ~ 西へ~

今夜の宿は山陰の松江市、

京都からの距離にして400Km程だろう、

中国自動車道を走り続けて

アクセルを踏む感覚が薄れた頃

米子自動車道の分岐落合ジャンクションに差し掛かる、

中国自動車道は想像以上に交通量は少ない、

益してや米子自動車道となると

たまにしか走ってる車を見かけない、

これでいいのかと不安になるほどだ、

何とか明るいうちにチェックインしたいと気がはやる、

突然 大山の山が目に飛び込んできた、

夕日を浴びてほれぼれする眺めだ、

写真に撮りたい、

だが車を停める所がない、

地団太を踏むとはこのことか?

そうこうするうち大山は見えなくなった、

6時半頃松江東横インにチェックイン、

ここでも旅行支援のクーポン券を

一人:2,000円分支給された。

クーポン券を使って外食。


帰省旅、第一話(高崎~彦根)

2023-03-29 11:50:02 | 老いの暮し

過日 病気療養中の兄を見舞うため九州まで

帰ることにした、

ただ帰るのも面白くない、

そこで途中観光しながら車で帰ることに決めた、

高齢者のロングドライブを危惧する息子たちの

声もあったが過去には数十回の経験もあるし

今を逃せば車でなど九州まで帰れないのは必定で

意を決したと言うのが正直な心情、

 

3月19日(日曜日)

同居人(妻)と二人 

ホンダNボックス(軽車両)に

荷物を積み込み6時に出発した、

藤岡インターから上信道を佐久まで行き

そこからは一般道を岡谷まで走る、

岡谷インターから再び高速道路に乗る、

遠回りを避ける処置だ、

(高速道:119Km, 一般道:58Km)

和田峠付近では朝方雪が降ったらしく

白銀の世界が広がっていた、

そんなこともあろうかとスタッドレスタイヤは

交換せずに付けたままであった、

中央高速は標高の高い所にあるので眺めも良く

天気も回復して快適なドライブだった、

駒ヶ根パーキングで休憩、

同居人がここの名物五平餅を買ってきた、

ゴマミソダレがけっこううまい!

小牧東インターで下りて国宝の犬山城に向かう、

小高い山の上にあるので眺めも良く人気の犬山城、

日曜日で専用駐車場は空くのを待つ状態、

国宝の名に恥じない存在感のある名城だ、

天守閣に登るのは列に並んで1時間待ち、

諦めて外観を写真に撮って城を後にした、

再び高速道に乗って今夜の宿泊地

彦根を目指す、

彦根は東横インが取れずルートインに荷を解く、

3時頃到着で時間が有ったので

彦根城に行ってみた、

本丸はこれ又山の上にある国宝の名城、

堀の外あちこちから写真を撮った、

長い白壁が堀に映って得も言われぬ美しさ、

                彦根城のお堀

写真に映える、

翌日改めて来ることにしてホテルに引き返す、

ホテルでは夕食はついていないので

ホテルでもらった地域限定のクーポン券(1人2,000円)を

使って近くのレストランで食事した、

ところが支払いの段になってクーポン券を出したら

ひと騒動、

ホテル側の一定の処置がなければ受付できないと言う、

止む無く現金で支払いをしホテルのフロントに

その旨を告げると、

その処置はお客さんでやってもらうのが

原則だと言う、

訳の分からぬまま自室に帰って

クーポン券に書いてあることを克明に読んだ、

あるソフトをスマホにインストールして

そのソフトにクーポン券の番号を読み取らせる

必要が有ったのだ、

簡単に使えると思っていたが大間違い、

益々高齢者には厳しい現実に

なりつつあることを感じた。


姫アヤメ

2023-03-18 15:51:29 | 花 及び植物

            姫アヤメ

         庭セキショウ

暫くの間謎の花だった、

どんな過程でわが家に来たのか全く不明、

プランターの片隅に花を咲かせていたので

花のサイズに合わせて鉢を選び植え替えた、

俺の好きな花の条件をそなえている、

紫色で一輪咲きで小ぶりな花、

お気に入りだが名前が分からなかった、

知り合いに聞きネット検索もしたが

たどり着けなかった、

ニワセキショウのプランターで咲いていたので

ニワセキショウ(2)の名前で

写真ファイルに収めてあった、

ところが今日アヤメの検索するうちに

この花の画像が現れた、

❝姫アヤメ❞ であることが分かった。

些細な事ではあるが

胸のつかえがとれて気分爽快。


「日本のこころ」

2023-03-16 05:30:15 | うたごえ、カラオケ、他音楽

                                                山里の風景(小幡町秋畑)

親交の深いKさんから本が送られてきた、

「伝え続けたい日本のこころ」

サブタイトルに「唱歌・童謡で学ぶ」とある、

添付された新聞の切り抜きは

日経新聞の2012年暮れの文化欄、

経済人として現役時代を過ごしてきたKさん、

新聞の切り抜きは一線を退いて

10年以上にもなる今日までも保存してあるのだろう、

内容は送られてきた本の著者が

仕事の傍ら全国の唱歌や童謡の歌碑巡りをした記録、

それが本の内容である、

切り抜きに添付された付箋にはKさんが

この本に誘発されて10年前に北茨城市の

三木露風の記念館を訪れて

大いなる刺激を受けたと書いてある、

そこである切っ掛けで歌の好きな私を思い出し

この本をわざわざ取り寄せて送ってくれたという訳だ、

本の内容は私にとっては

一字一句見逃したくないことばかりで

有難い「贈り物」を頂戴した、

本の内容については

数回にわたって書くつもりでいる。