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我 老境に入れり

日々の出来事をエッセイと写真でつづる

俳句教室(2)

2025-06-15 04:18:44 | 俳句、短歌、及び文芸

出かけることが少なくなって
ブログネタがない、
行きつけのスナックが閉店になったのが
大きくきいている、
写真取りにも出かける気力がなくなった、
では何をしてるかと言うと
自宅で❝花遊び❞の時間が多い、
今回は庭の片隅に咲いて
人目につきにくい所で咲いた
カラーを活けてみた、
純白で一茎一花のこの花は
私の好きなタイプ、
活けるには単純すぎるきらいはあるが
合わせる花がなく仕方がない、

そんな中で
先日2回目の俳句教室に参加した、
自作5句と
前回提出した作品をみんなの分と纏めて
一覧にしたプリントも一緒に持参した、
授業はこのプリントされた62作の中から
各自いいと思った5作を発表することから始まる、
私の作は意外と評価が低い、
選ばれることが少ないのだ、
自信があっただけに
いささかガッカリ、
俳句感の違いであろう、
これからこの違いを埋めていかなければならない。

俳句教室

2025-05-17 06:57:22 | 俳句、短歌、及び文芸
                    ヒルザキツキミソウ
2回目の俳句教室に参加した、
わが町の公民館主催の教室である、
講師の先生がいて生徒は10人ほど、
例外もなく高齢者である、
授業内容やメンバー確認のために
聴講のつもりで参加した前回ではあったが
生徒の名簿から
村上鬼城顕彰の全国俳句大会の作品募集の
要綱までも渡されて是非にと誘われる
ままに入会を決意した、
次回までに自作5句を作って
持ってくるようにと言われていたので
同級生の間で交換してきた作品
5句を選んで持参した、
(1) 一輪の 花こそゆかし スミレグサ
(2) 柵越えて 向こうは基地の 桜かな
(3) 旅の宿 酒のつまみの 蕗の薹
(4) 花ダイコン 諸葛菜とは 酒落臭い
(5) 落ち椿 緑に埋もれて かくれんぼ
を幹事役に提出した、
幹事役❝一応 先生に見てもらったら❞
と言うので見てもらった、
先生 つぶやくように
❝いいですね、 花まるですよ❞
とみている前で(1)、(2)、(3)、
に花まるをつけてくれた、
自分の育んできた俳句感が初めて
受け入れられた気がして安堵感を感じた、
と言うのは
俳句については勉強をしたこともないし
短歌を通じて得た知識のままに
同級生との俳句交換をやって来たので
一抹の不安は抱いていた、
それが払拭されたのが嬉しい。
                     マツヨイグサ

諸葛菜(ショカッサイ)

2025-04-14 10:46:30 | 俳句、短歌、及び文芸

ご存じ 
今を盛りと咲き誇る花ダイコンである、
ダイコン花とも言う、
ところがこの花には
更に別名がある、
諸葛菜とも言うらしい、
そこで1句思いついた、

花ダイコン
諸葛菜とは
酒落臭い

野菜の中でも最も平凡なと言ってもいい
ダイコンの名を持つ花に
世界史にその名を記す諸葛孔明の名が
付けられているとは !
なんともこの落差は捨てがたい。




夕暮れ

2025-02-26 20:16:26 | 俳句、短歌、及び文芸


‟夕暮れの 荒れ野に似合う 老爺有り”

わが家から車で20分、
群馬と埼玉の県境をなす神流川沿いで
埼玉県側に「かんなの湯」と言う名の
日帰り温泉がある、
隣には途方もなく広い運動公園があり
散歩道も整備されている、
3連休の最終日(2月24日)
温泉を出てから
運動不足を感じていたので
3キロほどもあろうかと言う公園の周りを
歩いてみることにした、
暫くすると道は河川敷へと続く分岐点が有ったので
興味半分河川敷の道を進んだ、
まるで荒野である、
人影はない、
日は暮れなんとする、
ぞくぞくするような寂寥感を感じた、
上の句に心境を託してみた。
                                                                               河川敷の出来た沼

ミヤコドリ

2024-12-29 06:38:31 | 俳句、短歌、及び文芸

ブログには千差万別の投稿者がいる、
私を例にとれば
日常の些細な出来事に写真を添えて
投稿している、
旅行を趣味にして記事を書くもの、
花の写真を投稿するもの、
文章を主体にしたり
写真を主体にしたり、
分類にはきりがない、
半年ほど前から注目しているブログがある、
鳥の写真をメインに
その動きを人間の所作に例えて
ユーモラスな文章を添えている、
写真も玄人肌で綺麗だし
文章にも味があって閲覧者の多い
人気のブログである、
先日
そのブログに ミヤコドリ の写真を見つけた、
この名は
高校時代に古文の授業で習ったのであろうが
伊勢物語の作者在原業平の歌(和歌)で
知るばかりで
私にとっては映像も含めて初めて目にする
珍しい鳥である、
興味を惹かれてブログの作者
Yさんにコメント欄で
写真をシェアーさせてほしいとお願いした、
早々に許可を頂いたので
その写真と歌をブログにした次第である。

“名にし負はば
いざ言(こと)問はむ
都鳥
わが思う人
ありやなしやと”