会津天神は、会津の郷土玩具の一つで張り子でできた人形です。
会津地方には桃の節句のお雛様の他に、男の子が生まれると「会津天神様」を飾る習わしがあります。
今から約400年前、藩主・蒲生氏郷が会津の産業発展のため、京から職人を呼び寄せて作らせたのが始まりとされ、東北最古の張り子といわれています。
会津天神は『学問の神様』として広く親しまれている菅原道真公を祀ったもので、女の児には天神様のお顔立ちのように愛され,男の児には菅原道真のように頭が良く立派な人物に成長するようにとの願いが込められています。
会津天神のとても上品で端麗な顔は日本一ともいわれているそうですが、こうして並べてみると、手作りなのでそれぞれに違ったお顔をされていますね。(どれもオトコマエ!)
私の実家でも、毎年雛祭りの季節には天神様を飾っていました。
もう何年も仕舞ったままですが、どんなお顔だったか、今度帰省する時にでも確かめてみましょう。
因みに、天神様の衣が赤いのは、古来赤色は魔除けと言われ会津に広まったそうです。
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