北海道の山登り・花・滝 大好きおぢさん日記

過去の記録を一つにまとめたブログで現役ではありません。

浦臼山 (96山目)

2021年12月09日 21時33分21秒 | 山登り 空知

 

 

登山日:2013/10/14

山名:浦臼山
標高:718m
場所:樺戸山地
コース:浦臼コース
標高差:473m

ガイド標準時間:登り1時間30分 下り50分 計2時間20分
ガイド評点:40点(初級)

札幌発:4:55
登山口着:6:30
出発:7:05
山頂:8:15
所要時間:1:10 
駐車場着:10:30
登山時間:3:25


日帰り登山が多い私としては
もうこの時期になってしまえばさらに近場の山が目標。

まだ一つも登ったことのない樺戸山地の
一番楽そうな山
浦臼山へ出かけた。

この山から樺戸山~隈根尻山と縦走が出来るようだが
取り敢えずの気持ちで・・・

登山口に到着したときは車は一台で
出発の準備中であった。

入口にはいくつも登山道崩壊のため登山禁止とか
クマ出没中により立ち入り禁止の表示が…

考えているうちに先行さんがスタートしたので
後を行く(笑)

 

 

 

 

 

天気は快晴

加えて秋の冷涼な空気と落ち葉、若干ではあるが紅葉の
登山道を行く。

車道ではあるがとても気持ちの良い登りで
時折下界の浦臼の町並みや遠く音江連山も見える。



約45分後に反射板に到達。

 




ここから急な登りになるが
涼しいため苦にならない。

 

 

鳥が何かをついばんでいたので行ってみたら
きれいなマムシソウの実?だった。
この時期に赤い実は目立つねぇ

 

道は山を巻くように登っている
今度は正面にピンネシリと奥に増毛連山も見え出した。



ピンネシリは今年か?
行けなければ来シーズンは必ず行く山である。

 

 

意外とピークが続き、スタートから1時間10分で山頂到達。



ちょっとした広場になっているが
展望は東側が中心で360度ではなく180度ってところかな

 

 

この東側の展望は最高だ

下に石狩川や平地、市街地などを従え
バックには北海道の有名山が連なる。


十勝連山はオプタテシケ山から富良野岳までしっかり見えた。

 

 


表大雪は主峰、旭岳が地獄谷を見せながら白く雪化粧をしている。



とても綺麗だ

 

 

そして中央にトムラウシ山。



この並列を見れただけでも今日来て良かったというものだ
今日は一日中、展望できたのではないか。

 

 

さらに右側には夕張山地
芦別岳から夕張岳までこちらもくっきりと見えた。



真ん中の夕張マッターホルンが印象的だ。

 

 

山頂から先へ進む
ここから樺戸山を経由して隈根尻山までの縦走路なのだ。



東側は切れ込んでいてハングライダーのスタート地がある
それだけ眺めもいいということ

 

 

途中から根曲がり竹が伸び放題で掻き分けながら登ったり崩壊地を注意しながら進むが
目指す樺戸山は眼前ピークの陰。



隈根尻山は右に見えるけどアップダウンの多さと
藪に嫌気がさしてここで撤退とする。

すぐくじけるのだよ(笑)

 

 

浦臼山へ戻り今度は西側をみながら下る。



やっと増毛山地がすっきり見える場所に来た
左から群別岳~奥徳富岳~冠雪の暑寒別岳~南暑寒岳

 

樺戸山地主峰のピンネシリの裾野には少しだが紅葉が見えた。



広大な原始林はそれだけで綺麗だねぇ

 

 

 

 

そろそろ登山口も近いころ
初見だろうか?この時期珍しい花を見つけた。



後でネットで探すのもまた楽しいのだ
本当にこの時期の花は愛おしいよ

 

 

別に樺戸山地を避けていたわけじゃないが

今までひと山も登っていないのが不思議なくらい

中途半端に札幌に近いからかなぁ?

今回は浦臼山だけだったけど予想外の山の展望の素晴らしさ実感した。

他にも登山路はいくつもあるので登るチャンスは大いにある

登ってみたいなと思わせる山地になったね


10月14日訪問

 

 

 


白樺山(93山目)シャクナゲ岳(94山目)チセヌプリ(95山目)

2021年12月07日 21時00分31秒 | 山登り 後志

 

 

登山日:2013/10/6

山名:白樺山、シャクナゲ岳、チセヌプリ
標高:923m、1,074m、1,134m
場所:ニセコ

コース:白樺山コース
標高差:336m(シャクナゲ岳まで

ガイド標準時間:登り2時間10分 下り1時間50分 計4時間
ガイド評点:40点(初級)

札幌発:5:15
登山口着:7:30
出発:7:40
山頂:8:30(白樺山)10:30(シャクナゲ岳)12:05(チセヌプリ)
所要時間:4:25 
駐車場着:15:30
登山時間:7:50


9月後半から天気に恵まれて
ほぼ毎週のように山に出かけているが
もう遠出をする気もなく

かと言って近場はもう少し後でもいいので
2年前にアンヌプリとイワオヌプリに登ったのでニセコに出かける。

目国内岳も登っているので今回は新見峠から~白樺山~シャクナゲ岳
そして調子が良ければチセヌプリまでのピストン縦走の計画を立てた。


駐車場にはすでに5台。



おそらくほとんどが目国内岳へ向かっただろう
反対側の白樺山登山口~視界が良くなり目指す白樺山が眼前に。

 

山頂直下にミヤマアズマギクがまだ咲いていた!



6月には咲く花だけど
この時期に見れるなんてラッキーだ。

 

 

40分もかからず、まずは白樺山山頂に。



上部は岩場でミニ目国内岳のよう
そう言えばバックでガスに煙る目国内岳が映り込む

 

 

さあ縦走の始まり
まずはいったん下り931ピークを目指す



ここは山頂直下をトラバースかな
ガスは相変わらずだが雨の降る感じはしない
それで充分だ。

 

 

次に991ピークを目指す。

ここはザレ場もあり高山の雰囲気を味わえる
ここにもミヤマアズマギクが咲いていた。


正面から見るシャクナゲ岳とシャクナゲ沼。



目の前に見えるがここから沼のほとりまで
岩石地帯を下るのだ しかも苔付きで滑るので慎重に降りる。

 

 

沼のほとりにて。



本来ならこの正面に目国内岳が見えるはずだが・・・

 

 

これは沼のほとりからシャクナゲ岳を



紅葉を一番綺麗に感じた場所
日本庭園のようだ。

 

 

シャクナゲ岳へは全編、岩場の登りで結構楽しめる。

 



特に危険なところはないが降りだけは慎重に
鋭角な山容のため360度の展望が素晴らしい。

 

 

山頂から4山そろい踏み。



ガス煙る中

手前からチセヌプリ
一段低くニトヌプリ
アンヌプリそして最後方に
羊蹄山。

 

 

何とかひとつ見っけた


アカモノがまだ咲いていたなんてビックリだね

 

 

次はチセヌプリへ縦走。



この山の登りはすでに二つの山を超えて来ている身として
ちょっときつい

振り返ると縦走路とシャクナゲ岳と白樺山 奥に目国内岳も見えた。

 

 

シャクナゲ岳の山頂をズームで見て見たら
あの狭い山頂が満員のようだ。



早くに出て良かった

 

 

何とか難儀してチセヌプリ山頂へ。

 



これで残すところニセコでは
ニトヌプリ、ワイスホルン、岩内岳と雷電岳になった。
来年以降だね

戻りはピストンで

 

 

 

 

3山の往復で約8時間の楽しいプチ縦走だった。

樹林帯の少ないニセコでは今時期くらいが歩きやすいかな
神仙沼からもいいしチセ&ニトヌプリの登り返しも面白そう

コースが豊富なニセコ高原
毎年、違うコースを楽しみたいね

 

ギンリョウソウ




10月6日 訪問

 

 


積丹岳 (92山目)

2021年12月04日 21時18分43秒 | 山登り 後志

 

登山日:2013/9/28

山名:積丹岳
標高:1,255m
場所:後志積丹
コース:婦美コース
標高差:1,095m

ガイド標準時間:登り3時間20分 下り2時間20分 計5時間40分
ガイド評点:55点(中級)

札幌発:4:23
登山口着:6:30
出発:6:50
山頂:8:55
所要時間:2:05 
駐車場着:11:20
登山時間:4:30


ニペソツ山頂未踏を引きずっているようで
まー次はどこの山へ行こうかと

正直、今年はニペで燃え尽きたので遠出する気にならない
ひとつは高山植物のシーズンがおわったから
無理して遠くまで行く必要もないかなと


ちょうどいい山を見つけた
それが積丹岳で早速行ってみた




まさかの山小屋の充実と湧水。

 

 

 

それでは出発!

 

登山口からちょっと行っただけで3合目の標識!



これははっきり言ってうれしいですよ
1合目は山小屋からもっと下なんだろうね

本当にラッキーな気持ちにさせるね

 

 

この5合目まで平坦な道が続くのでほとんど疲れない
まぁこの後も登りはあるが急ではないし

 



登りやすい山
それが感想だね。

 

この辺からダケカンバ回廊が始まる
豪雪地帯ゆえ雪の重みで幹がこのようになるのだろう

こんな感じがしばし続くので頭部が注意だ。

 

 

 

 

こんな時期でも花が咲いていた!

いつもは良く見るこの花が実に貴重な存在に

エゾアキノキリンソウ。

 

 

この花も秋にはお馴染みだが
この株しか見ることはなかった。

もう終わりなんだろうね

エゾオヤマノリンドウ。

 

 

 

 

やっと9合目を過ぎて展望と山頂付近が見えてきた。

もうちょっと日が当たらないかな・・・

 

 

 

最後の急登から下の紅葉を

ちょっと早かったかな??

 

おおハイオトギリまで残っていた!

なんとつぼみもある

この時期に花が見れる登山はちょっと得した気分だね

 

 

そして無事山頂へ。



きつくなく楽なお山だった。

先行者がお一人

この人は健脚だなー
おそらくノンストップで登ったと思われる。

 

 

山頂から日本海を見てみる。

積丹町の街と漁港が見える
海が見える山もいいものだ

 

 

 

紅葉は「余別岳」までの尾根上。

残念ながら夏道はないので余別岳には雪道で登る。

 

目の前の山は半島の最高峰、余別岳とポンネアンチシ山。

着いたときはガスで山頂は見えなかったが
チャンス到来!

 

 

 

日本海の余市方面を見る
海岸線が綺麗だなぁ



やはり積丹の山
良く見ると左下のほうに小さく「ローソク島」がみえるよ。

 

 

それでは降りますか

 

下山ではすぐに景色が見えなくなるので、じっくり見ながらのゆっくり下山。

羊蹄山はすそ野までしかついに見えず

 

山頂ともお別れだ



 

数少ない花を撮りながら
もうすぐ一輪も無くなるねと
無くなった時は今年の山納めかな

 

 

結果として

良くある山のパターンでスタートは快晴
上に行くに連れガスや雲が多くなる
そして降りたらまた快晴

でも大体の景色は見れたし何より登りやすい。

山小屋の感じも良く畳と布団があるのだから泊まりたいくらい

出来れば余別岳への縦走路が整備されていたら尚更いいけど
開発が伴う便利は避けたほうがいいね

いいお山でした。





9月28日訪問

 

 


ニペソツ山(敗退)(91山目)

2021年12月02日 23時47分58秒 | 山登り 十勝

 

 

登山日:2013/9/22

山名:ニペソツ山
標高:2,013m
場所:東大雪
コース:一六ノ沢(杉沢)コース
標高差:987m

ガイド標準時間:登り5時間30分 下り4時間20分 計9時間50分
ガイド評点:65点(中級)

札幌発:19:30
登山口着:23:30
出発:5:40
山頂:
所要時間: 
駐車場着:13:40
登山時間:8:00


かねてより計画通り、ニペソツ山へ。

なんと言っても2013年は標高年だからね
ただブログとかでめちゃくちゃ混んでいるのを見たし
何より先週の3連休がすべて雨なのでこの3連休に集中するな!と

前日からの早立ちして正解! 
さすがに登山口のPは無理だったけど徒歩1分の林道脇をキープ

仮眠してスタートした。

 






天気は快晴!!

ウペペサンケが綺麗で前途を約束してくれている

 

反対側に目を向ければ
おっぱい山「西クマネシリ山」と「ピリベツ岳」がいつものようにお出迎え。
最初に樹林地帯から開けて見えるのはこの山々だ。



私は2年連続で登っているのでいつもの光景ですがねぇ

 

 

小天狗の岩場は登山者で渋滞し順番待ちになっていた
前天狗がきれいだなぁ~ちょっと紅葉入っているね。

 



何度も書くけどニペソツが後ろにいなきゃこの山も
単体でいい山なんだけどね

 

お花もラスト
これは天狗のコルにて。

この一群が一番みずみずしかったね
ウメバチソウもすでに花は終わっていたのに
本当にラスト

エゾオヤマノリンドウ。

 

 

前天狗の岩場ではたくさんの登山者が休憩していたため
お楽しみのナキウサギはまったく見れず
前回は間近で見れたのにねぇ

それでも各山々は見える

石狩連山

 

左に石狩岳、右に音更岳

 

中央左がユニ石狩岳、右に三国山

 

北海道の最高峰 旭岳は左寄り



 

さ~前天狗を巻いて降りて上がって・・・

雲が多いな

ダメか

どうかな?




ドーン!!

 

今回もくっきりはっきりで雲は上空であった。

本当に見事だ
上がってくる登山者が必ず何かしらの感嘆の声をあげる
みんなの憧れの山だな!

 

すでに山頂にはたくさんの人が



今回は表大雪とトムラウシ、十勝連山とも上部に雲がかかり全景が見えない。
この方角からだと三角山の下ホロカメットク山と境山が良く見える。

 

 

今回の登山は同行者があり体力的に山頂往復は時間的に無理と判断し
ここを今日の山頂にした。

良くここまで頑張ったよ

自分は2年連続で山頂まで行っているので標高年だからと無理する必要もないし
花がほとんどないニペに苦労して行く気もおきないかなぁ


では、次はまた来年に

また来るよ!!

 

 

何十人?百人?のほとんどがまだ山頂か、向けて登っているので降りるのは本当にまばらだ

やはり登らなくてもニペソツの姿を見て満足する人もいる。

そのおかげで先ほどの前天狗の岩場でナキウサギ発見!
あー良かった良かった

 

ここから雌阿寒岳と阿寒富士も見えるんだなぁ

 

糠平湖も綺麗に見えた。




ニペソツ登山に必要なのは一にも二にも体力!
来年は春の花をぜひ見に来たいね

 

 

帰途で小天狗を見上げる。

紅葉もあるね
しかし天狗のコルのテント場は有効な場所なのかな?



もっと本峰に近いほうがいいね
前天狗の中腹でもテントを張っている人がいた。
自分は・・・熊が怖くて前天狗上しか無理。

 

長い下りもゆっくりと降りて
無事に駐車場へ

山頂まで行かなかったのに時間は14時近くだった
あれから山頂を目指して登れたとしても下山中に日没になる可能性があった
特に同行者がいる時は無理はいけない
山は逃げないのだ。

 

それでは帯広あたりで豚丼でも食べて帰ろうか

大人気のニペソツ山でした。

(来年は静かになるね)


9月22日訪問