北海道の山登り・花・滝 大好きおぢさん日記

過去の記録を一つにまとめたブログで現役ではありません。

ニセイカウシュッペ山 (46山目)

2021年09月16日 20時05分29秒 | 山登り 上川

 

 

登山日:2011/7/23

山名:ニセイカウシュッペ山
標高:1,878m
場所:北大雪
コース:中越コース
標高差:779m

ガイド標準時間:登り2時間40分 下り2時間10分 計3時間50分
ガイド評点:55点(中級)

札幌発:3:21
登山口着:7:04
出発:7:15
山頂:9:53
所要時間:2:38 
駐車場着:12:21
登山時間:5:06

 

かねてより計画通りニセイカウシュッペへ。
旭川から車を走らせると層雲峡へ入るときに一番に見える山がニセイカウシュッペ山だ

上川町から層雲峡の手前を左折し登山道へ向かう
林道をどんどん上がっていくとゲートがある。

一応管理局にゲートナンバーを聞いて向かったが
ゲートは開放のままであった??

結構長い距離の林道を走り登山口の駐車場へ
車は5台いるので気が楽、しかも身支度中にも
どんどん車が・・・・

ここは人気の山だったのだ。



さあ 出発

 

登山道はゆるやかな勾配の登りやすい道だ

途中はグリーンばかりで花が一つも見当たらない
遅かったのだろうか?
いや、まだ登り始めだからと自分に言い聞かせ
テンポよく登って行く



天気は上々だが滝がない 花に期待なのだ



お 最後であろうかツバメオモテがゆういつ
一株、花が残っていた

 

次にミツバオウレンが現れた
この花はこのあとも多く咲いていた花の一つ

 

よく見るズダヤクシュ

 

登山道は林間から抜けて正面左に山頂を
右側には笹薮の向こうに表大雪の山並みがチラチラ
見えてきた



ここは表大雪の展望台
あせらず良く見える場所まで我慢我慢。

山頂からの稜線奥に手塩岳が見事だ

 

この返で展望が開けてくると花も様々な花がお目見えで
まったく退屈しない

エゾウサギギク

 

カラマツソウ



これだけ登りながら展望と花の両方を
楽しめるのは富良野岳以来だ

かわいいアカモノがその辺に咲いている

 

 

そして登山道の廻りも賑やかになってきた

当初はカラマツソウばかりだったが
黄色のチシマノキンバイソウが咲いていると
鮮やかだね


見晴台から表大雪のそれこそ大展望が素晴らしい
誰しも感嘆の声を上げるだろう



沢側には山頂下のコルへ突き上げる沢が見えて
5メートルほどだろうか
小さな滝状の流れが遠くに見えた

 

山頂もくっきり見える 最高の天気だ


 
あとは大槍を巻いてしまえばコルへ出るので
もうちょっとの辛抱だ



チングルマは季節ギリギリかな
奥に山頂を入れて

 

大槍を越えて最後のコルから山頂までがまた楽し
左に山頂を見ながらトラバース的に進む




それまで見なかった花たちが次々と姿を現せてくれた
クモマユキノシタ、リンネソウ、チシマギキョウ、
タカネシオガマ、イワブクロ、イワヒゲ、など他にもたくさん

エゾノマルバシモツケ

 

ハイオトギリ


キバナコマノツメ


エゾコザクラ

 

エゾヒメクワガタ

 

アオノツガザクラ

 

ホソバベンケイソウ


ジンヨウキスミレは珍しい

 

トカチフウロ

 

エゾノツガザクラ

 

ハクサンチドリ

 

 


山頂への肩に付き、最後の登りだ


下にもあったが見事な群落でコケモモを


イワブクロ

 

チシマギキョウ

 

タカネシオガマは上から撮る

 

 

そして山頂へ 広い山頂から表大雪の大展望がなにより素晴らしい 
360度山々と雲海が見える



頂上だけ風が強く、ちょっとした踏みわけ道を降りると
もう風がなかったのでそこで休憩を

ちょっと他の山々を

あこがれの東大雪
左から昨年登って最高だったユニ石狩岳
中央に音更山
右よりに石狩岳


そして石狩岳頂上に重なるとようなトンガリが
ニペソツ山だ

 

表大雪と反対側には同じ北大雪の平山が 平らな稜線の右端が山頂 
手前のエゾノハクサンイチゲが可愛らしい



本当に平らだね
そこへのルートでギザギザの通称アンギラスを
コレを超えるんだ・・・

なごり惜しい景色だが、登りからあまりに写真を撮りすぎ
て時間がかかり
帰途への時間がせまってきた それでは下山しよう

大槍があることで山登りにアクセントができる



大好きなエゾコザクラの群落を
斜面の群落はここだけだった


クルマユリ

 

結果として素晴らしい一日となった

最初が緩やかな登りが続くので楽目な登り
途中からの表大雪の展望と花々
岩稜の険しさ、最終コルからの花々

そして360度、他の大雪山系の眺め
(トムラウシは雲のため見えず)

登るのが楽なら降りるのも楽だ


駐車場は車であふれかえり人気の高さを物語る

最後に鹿の見送りがあり
大満足で帰途へついた。

 



次回はあと1時間早く来てゆっくりしたい
その価値がある山であった。


7月23日訪問