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商標の広場

弁理士の福島が商標のお話をします。

B級グルメと商標の模倣

2015-05-16 16:11:14 | 日記

先日、グルメ番組のTVを見ていたら、「グルメの権利を守れ」と日本弁理士会(古谷史旺会長)は24日、「B-1グランプリ」をはじめB級グルメブランドで地域振興を進める愛Bリーグ(渡邉英彦代表理事)の本部および加盟団体と協定を結び、「地域ブランド監理監視機構」を同日設立したと発表したという(途中から見たので正確性を欠くかも)。

現在、B級グルメの人気が全国的に広がる中で模倣品による被害や苦情が増加している。「専門的な知見を持つ弁理士が関与することで、B級グルメブランドと消費者の保護対策を法的面から支援するのと同時に悪質業者を牽制(けんせい)する」(同機構の担当者)のが狙いという。模倣されたら、弁理士会・自治体・上記機構等に相談するのも一考だ。結果、B級グルメが地域振興を発展させればいいのだが。


商標はタイミングだ!

2015-05-15 15:03:56 | 日記

ある人が言っていました。私もそう思います。それは「死語」という言葉があるように、言葉には命があるということです。そのことを象徴するのが、1985年の流行語です。皆さんはもうお分かりでしょう。これが流行った時代背景を思い出せば納得できるのではないしょうか。1985年の流行語は、飲み会のコールで定番の「イッキ!イッキ!」でした。今どき飲み会で一気飲みするのは、この当時学生だった人たちくらいかもしれません。今の「絶食系男子」にはひょっとしたら無縁かもしれません。

これを商標登録したとしても、一生安心というわけではありません。かつて味の素社は「味の素」というネーミングを商標登録しました。ところが一般の人たちが、グルタミン酸を原料とした調味料のことを「味の素」の代名詞のように使ってしまったのです。そのおかげで、危うく「味の素」は一般名称になりかけました。荷物を送ることを、俗に「宅急便(たっきゅうびん)」といいます。しかしこれをクロネコヤマトが商標登録しています。そのため佐川急便は「宅急便」とは言えず、「宅配便(たくはいびん)」と言わなければならない事情があります。

流行するタイミングも商標登録するタイミングも、ある程度コントロールできます。そのため登録には十分な配慮が必要です。上記のような商標は世の中にはたくさんあります。商標を正しく使い起業を成功させたいものです。


超有名になった商標は?

2015-05-11 16:32:03 | 日記

突然ですが、みなさんは紙を止める文房具を「ホチキス」と呼んでいませんか?多分大部分の方がそう呼んでいると思います。私もそうです。でも実はこれ、正式名称ではないのです。本来の正式名称は「ステープラー」で英語です。そのステープラーにイトーキ社が「ホッチキス」という商標を付けて販売したところ、正式名称よりも商標のほうが有名になってしまい、多くの人が商標を商品名のように使うようになりました。

商品名のように使用されるようになった「ホチキス」は、商標の三大機能(出所表示・品質表示・広告)を失い、一般的名称として意識されるようになりました。これを、商標の普通名称化といいます。あなたの身近な所に、「エスカレーター」「オセロ」「ポケットベル」等ありませんか?これらも一般名称化した商標です。商標が超有名になる過ぎるもの考えものです。


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2015-05-11 15:37:12 | 日記

突然ですが、みなさんは紙を止める文房具を「ホチキス」と呼んでいませんか?多分大部分の方がそう呼んでいると思います。私もそうです。でも実はこれ、正式名称ではないのです。本来の正式名称は「ステープラー」で英語です。そのステープラーにイトーキ社が「ホッチキス」という商標を付けて販売したところ、正式名称よりも商標のほうが有名になってしまい、多くの人が商標を商品名のように使うようになりました。

商品名のように使用されるようになった「ホチキス」は、商標の三大機能(出所表示・品質表示・広告)を失い、一般的名称として意識されるようになりました。これを、商標の普通名称化といいます。あなたの身近な所に、「エスカレーター」「オセロ」「ポケットベル」等ありませんか?これらも一般名称化した商標です。商標が超有名になる過ぎるもの考えものです。


ゆるキャラは地域のために頑張ってい~ます。

2015-05-07 15:01:54 | 日記

皆様、連休は有意義でしたか?あちこちにゆるキャラを見ることができました。ゆるキャラは地域のために頑張っているなという感想です。わが国には昔から八百万(やおよろず)の神がいると言われています。山には山の、海には海の、川には川の、森には森の、木には木の、花には花の、それぞれ神様が宿っているというものです。

同様に、ゆるキャラも日本国中にいて、みなさんの地域に根ざした活動をしています。例え、グランプリにならなくとも、ゆるキャラは地域のスターとして頑張っています。そんな、ゆるキャラたちをたたえる一年に一度のお祭り、それが「ゆるキャラ®グランプリ」です。

平成14年度は、1位「群馬ちゃん(群馬)」、2位「ふっかちゃん(埼玉深谷)」、3位「みきちゃん(愛媛)」、4位「しんじょう君(高知)」、5位「ちゃちゃ王国のおうじちゃま(京都宇治)」、6位「与一くん(栃木)」、7位「しまねっこ(島根)」・・・。地域のために頑張れゆるキャラ。