いつから待機電力という言葉が使われ始めたのか思い出してみました。
昔のテレビはスイッチを入れても画面がすぐに出ずに、ボワーっと出て来るものでした。
今のような液晶ではなくブラウン管を使っていたからですが、ブラウン管は一種の大きな真空管で、中のヒーターを熱し電子を出す仕組みになっています。
だからこのヒーターが熱くなるまでは画像が出て来ない訳です。それでいつもヒーターだけを余熱しておき、スイッチを入れると同時に画像が出るようにしたのです。
確か日立のテレビが最初だったと思います。このテレビを「ポンパ」と言って盛んに宣伝していました。
スイッチをポンと入れるとパッと出るからポンパだそうです。
それから先は全部のテレビがこの方式になり、画面をすぐに見れるのが当たり前になりました。
その後「石油ショック」が来て節電が呼びかけられ、「テレビは大本のスイッチを切りましょう」ということで、この時に「待機電力」という言葉が出て来たと思います。
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