先日いきなり引かれた中国の防空識別圏。
今の時代に力任せのこのようなことができるとは思いませんでした。野蛮という言葉が相応しい。
ところで中国が決めた防空識別圏の中に米軍の演習地が含まれていることは幸いでした。
もし日米安保がなかったら中国はこのような悠長なことはせず、尖閣の直接支配に移ったでしょう。
こんな中国ですから、すきを見せたらその内に台湾まで囲い込まれてしまいます(「1つの中国」実現は悲願)。
これで思い出したのが(年配者しか知らないと思いますが)韓国の李承晩ライン。
当時の韓国大統領であった李承晩が玄界灘に、韓国に有利なように線引きして他国の操業を禁止しました。
李承晩ラインは13年位続きましたが、この間、日本人は4000人が抑留、300隻以上が拿捕されたそうです。
銃撃で死者も40人近く出ました。
この頃は戦後まもなくで、まだ力の論理が通用していたと思いますが今は違います。
ところで今の中国を作った毛沢東主席は帝国主義を非難していましたが、
今や中国は資源確保のために自ら帝国主義を地で行くようになってしまいました。
日本人は豊富な情報があるので客観的な判断ができますが、中国の場合は共産党の都合の良い情報しかありませんし、国民はそれを信じきっています。
だから政府が一斉に「右向け右!」をやろうと思えばいつでもできる状態です。
客観的な見方ができる中国人は、外国と商売しているとか、留学経験があるとか、知識人とかの、人口の数%ではないかと思います。(人口の1%でも1300万人ですが)
防空識別圏の次は何をやるつもりでしょうか。
(昨年の反日デモはうまく仕掛けたつもりが、あとから予定外の生活不満分子が騒ぎ出して半分は失敗だったなあ。しかし生活不満分子のガス抜きはできたかも。とは影の声?)
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