1940年、関西生まれ、山陽育ち、戦後は雪国を転々としたD51-498号機。
谷川岳を描いたのだろうか、空色に白い雪山のヘッドマークが誇らしげだ。
すでに完乗している上越線だけど、SLみなかみ号ともう一度辿ってみる。
沿線一押しは永井酒造の "水芭蕉"、フルーティーで華やかな香りの純米吟醸酒。
高崎名物 "鶏めし" を肴に、客車に揺られながら一杯。汽笛を聴きながらね。
D51-498号機とは渋川でお別れ。SLみなかみ号を追い越して行く各駅停車に乗り換える。
東京や上野で見ることが無くなった211系で水上に到着する。
上越国境を越える長岡行きは跨線橋の向こう側、老いも若きも席取りのかけっこだ。
かけっこに参加しないので最後部に立ち席、トンネルと鉄橋の眺めを楽しむ。
国境の長い清水トンネルを抜けると雪が残っている。
冷たい雨の中、塩沢で途中下車。この町には "鶴齢" の青木酒造が在る。
三国街道塩沢宿は「牧之通り」として、雪国の旧い町並みを再現している。歩いて楽しい。
雁木通りの中ほどに「魚沼さんちのおすそわけ」で、魚沼の "美味しい" をおすそわけ。
地元お菜三種盛りと天ぷらを肴に、サッポロの新潟限定ビール "風味爽快ニシテ" を一杯。
つなぎに布海苔(ふのり)を使った "へぎそば" をツルっと味わったら
家庭の味 "けんちん" と魚沼産コシヒカリをいただく、ホクホクと美味しいね。
駅への戻り道、青木酒造のショップで "純米吟醸 鶴齢" を買い求める。
長岡行きの鈍行に乗ったら早速スクリューキャップを切る。ほのかな香りの優しい酒だ。
上越線は高崎で行き分かれた信越本線と宮内で落ち合ってその旅を終える。
列車はもうひと駅進んで長岡が終点、夏の大花火大会が有名な町だね。
いつしか満員の乗客の半分は、ホーム反対側の新潟行きに乗り換えてさらに北へ向かう。
ボクはと云えば、酔い覚ましに駅を降りてみる。冷たい雨はまだ降っている。
上越線 高崎~宮内 162.6km 完乗
冷たい雨 / ハイ・ファイ・セット
今年は群馬も桜、早かったですね。
春の群馬は良いところがたくさん、
来年こそは秋間梅林に行ってみたいと思ってます。
あと、残雪のころの浅間山の、県道54号線の
二度上峠展望台辺りからの眺めが好きです。
どれもクルマで出かけないと。
手段それぞれ、コロナが小康したら
たくさんたくさん、出掛けたいものです。
SLは、道路から、走っている姿を見るだけです。
コロナで、お出かけままならないですが
呑み人さんのブログを参考に
電車の旅も楽しそうですねぇ〜
私は遠方の呑み鉄旅は、コントロールできる
出張を金曜日なんかに誘導して機会を作ります。
現下の環境で打合せ後の会食も無いですから、
自腹で延泊、地方の美味いものを目指します。
これからはWebでの会議が主体となりますから
この手は使えなくなるかも知れませんけど。
葉月さんの出張レポートも楽しみに拝見します。
呑み鉄旅。いつも素敵な選択をされているなぁ…と感心しきりで読んでおります。
へぎそばの喉越し、味と相まって本当に美味しいですね。
のんびりと、お好きな鉄道に乗って旅を楽しまれていて、羨ましいです。
(わたくしはセカセカ仕事でばかりですので)
葉月
上越線の開通は昭和6年、谷川岳にトンネルを掘るのは大変だったのでしょうね。
それまでは、碓氷峠を越えて、長野、直江津を経て新潟に抜けたそうです。
故に輸送量旅客量は大幹線の上越線も名称は支線扱いなのだそうです。
信越本線の短絡支線ってことですね。只々後から開通したのが理由です。
上野発の最期のSLは我孫子経由成田行きの常磐線だったそうです。
昭和44年のことだそうです。時にはSLでのんびりと往くのも良いですね。
上越線は終点宮内
信越線は終点長岡
ということでしょうか?
八高線が倉賀野まで
高崎線が高崎まで
と同じような仕組みですか?
SLみなかみ号、乗ってみたいです😊
磐越西線を走るSLは、ばんえつ号でしたっけ?それも乗ってみたいです😊
最近、1970年代まで東京でもSL走っていたことを知って驚きました😲
呑み人さんの旅行記は、乗車記録だけではないところが味わい深いですね🎵