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住宅の地盤調査で思うこと

2014年05月09日 | 日記
住宅の地盤調査について

戸建住宅の建築に前に、地盤調査をする事が一般的になっています。
地盤調査方法としては、スウェーデン式サウンディング試験が主となっていますが、
私が現場中心に地盤調査をしていた時代と調査金額を比較すると、現在は、
半分程度下がっています。 これは、地盤調査を人力で行っていた頃と違い、
自動化になり、進化した事があげられます。それから、私が他の地盤調査データを
見ると、常に、更地の場合は、5ヶ所調査したら終了となっているケースがあります。
(追加調査なし)

地盤状況の概略判断の為、既存家屋がある場合でも調査する事があります。
既存家屋がある場合は、調査スペースの問題から、調査点数が少なくなる事が
ありますが、更地の現場で、5ヶ所調査した中で、1ヶ所のみ地盤が軟弱だった場合は、
その軟弱地点付近の追加調査を行い、広い範囲で軟弱なのか、部分的範囲なのかどうか、
また、軟弱の深度が深いのか浅いのか、原因は推察できるのかなどを考慮して、
部分的な場合は、その付近のみ検討すればよい場合もありますが、追加調査を行わず、
地盤改良が必要と判断して、報告すると結果的にお客様(建築主)の負担か増加して
しまいます。

追加調査を行う必要があるかどうかを判断するには、当然、地盤に関して知識が
必要となります。常に決められた調査点数をすれば終了ではなく、調査員が
経験と知識を生かして、判断しなければならない場面があります。
また、土質も調査地の地形、ロットに付着してきた土や音、匂いなどから、
経験と知識がある調査員であれば、ほとんど判断できます。この調査員の技術の
差が調査金額に反映されているかどうか。


今後、調査金額だけが、ひとり歩きしない事を希望します。

※地盤に関するご相談


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