思考の踏み込み

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ブッダ2

2014-05-11 00:45:08 | 
シャカとは彼の属した「シャカ族」の名称であり、釈迦牟尼 (Śākya-muni) の牟尼とは聖者を指す。

ゴータマ (Gotama) は最上の牛。
シッダールタ (Siddhattha) は目的を達した者。



いろいろな尊称があって、なおかつ我々が聞き馴染んでいる仏教語はサンスクリット語を漢字に音写したものであるから、ややこしい上に意味が歪んでいるものさえある。

要するに人間としての名はシッダールタであり、"ブッダ" はインド世界が彼に与えた栄光の名称である。

ここでは以後 "ブッダ" で彼の呼称を統一しようと思う。

といってもここでは仏教について語るつもりはさらさらない。

ブッダの残した教えは、現代においてもなお輝かしく生きている。それによって救われた者は数えきれないほどいるであろう。
それらは専門家がいるからそちらを訪ねればよい。

しかし、私にはブッダの教えよりも彼が "悟り" を開くに到る道のりの方が強く興味があるし、これが今回の主題でもある。

特にブッダが無益なことであるとして切り捨てたある種ヨガ的な苦行 ー 6~7年にも及ぶ ー を考えずにはブッダがブッダたり得た理由には迫れないのではないかと思う。